創大Days

  • Tag:
  • 丹木の歳時記2023 睦月(二)

2023年01月31日

丹木の歳時記2023 睦月(二)

創大Days編集部

梢(こずえ)にぶら下がる不思議な緑色の物体を見つけました。その正体を知っている人にはすぐわかる「ヤマカマス」です。カマスと言えば海の魚。となるとヤマカマスは山にいるカマスでしょうか。ここでいう叺(カマス)とは「藁(わら)むしろを二つ折りにして作った袋」(広辞苑)のことで、穀物などを入れるのに使われます。その袋に似ているのでついた名前がヤマカマス。ウスタビガという蛾の繭(まゆ)の俗称です。ちなみにクスサンという蛾の繭は「透かし俵(スカシダワラ)」と呼ばれます。ウスタビガの幼虫は秋に羽化。交尾後に卵を産み、冬が訪れる頃には短い一生を終えます。ヤマカマスやスカシダワラの何たるかを知っていれば、キャンパスで目にすることもあるでしょう。ラテン語の言葉にこうあります。「Tantum videmus quantum scimus」(タントゥム・ヴィデムス・クァントゥム・シュイムス、我々は自分が知っているものしか目に入らない)。
「丹木の歳時記」への感想はこちらまで

E-mail:publicrelation@soka.ac.jp
Facebookの「いいね!」やツイートも執筆の励みになります。

Instagramでも丹木の里の四季折々を紹介しています。創価大学公式アカウントはこちらから
ページ公開日:2023年01月31日


  • HEADLINES
  • 創大Days
  • 創大Lab.
  • 広報誌「SUN」