公益財団法人 大学基準協会による大学評価(認証評価)の結果を受けて

創価大学は、2014(平成26)年度、公益財団法人大学基準協会(以下、協会)による大学評価(認証評価)を受け、協会が定める大学基準に適合していると認定されました。認定期間は、2015(平成27)年4月1日から2022(平成34)年3月31日までの7年間です。
認証評価とは、法令に基づきすべての大学が7年(専門職大学院は5年)に一度、教育研究などの状況について、文部科学大臣が認証した第三者機関(認証評価機関)によって、評価を受ける制度です。
本学は2008(平成20)年度に適合しているとの認定を受けていましたが、適合期間満了に伴い、この度2度目の認証評価を受けました。
評価結果には、協会が定める基準のうち「教育内容・方法・成果」、「学生支援」および「教育研究等環境」に関する取り組みについて、「長所として特記すべき事項」として取り上げて頂きました。「学生のための大学」を標榜し、絶え間なく教育改革を推進してきた成果であると思います。しかしながら、「改善勧告」はなかったものの、「努力課題」としていくつかの指摘事項がありました。長所については更なる伸展を図り、努力課題については真摯に受け止め、改善・改革に向けて取り組んで参ります。
この度の認証評価申請を行うにあたり、内部質保証システムの確立に向けて、「創価大学内部質保証ポリシー」を策定してその方針を明確化し、広報誌やホームページを通じて公表しました。さらに、自己点検・評価活動の客観性、公平性を高める目的で、「外部評価委員会」を設置し、高等教育に精通する学外者による評価を受けるシステムを導入しました。今後は内部質保証システムを、教育研究活動および管理運営等の諸活動の改善につなげるべく、システムを有効に機能させていくことが重要な課題となります。
創立50周年(2020年)を目指して策定したグランドデザインは、現在第2ステージ(2013~2016)を迎えております。グローバル社会で活躍する「創造的人間」を育成するため、多くのアクションプランを着実に実行に移しております。
真の評価文化を確立させるため、これらの一つ一つの活動においても適切に点検・評価を行い、改善・改革につながる継続的・恒常的プロセス構築を目指し、内部質保証システムのより一層の充実を図って参ります。
最後に、協会関係者をはじめとする本学の大学評価にご尽力頂いた皆さまに、あらためて心からの感謝の意を表します。
2015(平成27)年3月27日
創価大学全学自己点検・評価委員会委員長
創価大学 学長 馬場 善久