国際教養学部キャンパスガイド2022

国際教養学部 Faculty of International Liberal Arts 「英語力を高めながら幅広い分野を学びたい」と思い、 国際教養学部に進学しました。1年次の2月にはミャン マーへボランティアに行き、3月には学部の留学制度で カナダへ。そして、2年次は海外研修でマレーシアへ行 く機会に恵まれました。 なかでも印象に残っているのはミャンマーです。何千人 もの子どもたちが修道院で寝泊まりして授業を受けて いる光景は、一見とても不憫に映ります。でも、子ども たちはいつも明るく、笑顔で挨拶してくれる。私は現地 に行くまで「開発途上国だから貧困に苦しんでいるはず だ」と勝手に思い込んでいましたが、現地では私が元気 をもらっていることに気づきました。この経験は、どの ように国際協力を行うべきか考えるきっかけにもなり ました。手洗いの習慣がなく、咳をしている子どもたち も多いです。だからといって、私たちのやり方を押し付 けて良いのか。まずは現地の人たちの声に耳を傾け、改 善方法について対話し、一緒にベストな方法を模索する ことが必要だと考えるようになりました。 今後はカンボジアでインターンをする予定です。大学生 活のなかでこれだけ海外に行くことができるのも、国際 教養学部を選んだから。さまざまな国で得た経験を活か し、将来は国際機関で働きたいです。 開発途上国で暮らしている人は不幸なのか。 実体験から国際協力のあり方を見つめ直す。 田中 美紗希 さん 国際教養学部 4 年 (福岡県 出身) Ac c e s s t o W e b s i t e 52

RkJQdWJsaXNoZXIy NDU4ODgz