看護学部キャンパスガイド2022

岸 杏香 さん 看護学部 4年 (千葉県 出身) 看護学部 Faculty of Nursing 私はフィリピンでの国際看護研修で、日本の医療との違 いを学べました。日本では常に滅菌して使い捨てている ような医療器具も、貧困地域では使い回しが当たり前。 衛生環境は悪く、学校に通えず性教育を受けていない人 は避妊具も知りません。しかし、そうした状況でも懸命 に介助に取り組む現地の学生と交流を図ることで看護の 重要性やお互いの文化を認め合う大切さを再認識できま した。研修から2年経った今でも、現地の看護学生とは SNSでやり取りし、励まし合う関係を築いています。 研修や医療現場での実習を通して、患者さん一人ひとり の個性や価値観を尊重したケアが求められていることに も気づけました。入院中はベッドでの生活が中心となり ますが、シーツに皺が入っているだけで体に痛みを感じ る人もいます。目の前の患者さんのためにベストな看護 方法を考え、実践し、反応を見ながら改善していくよう 心掛けたいです。 看護には「大変そう」というイメージがあると思います。 私もそう思っていました。でも、周りには同じ道を志す 仲間がいて、先輩や先生方も手厚くサポートしてくれる ため、大変さよりも充実感があります。看護師、そして 将来の夢である助産師をめざして、これからも知識と技 術を身につけていきたいです。 異文化に触れ、相手を尊重する大切さを理解。 患者さんに適切なケアを実践していく。 66 Ac c e s s t o W e b s i t e ※看護学部看護学科では、2022年度入学生から適用するカリキュラムの変更を予定しており、文部科学省に申請中です(2021年4月時点)。

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