2018年04月12日

本学経営学部の酒井健准教授の単著論文が学術誌『Business History』に掲載

本学経営学部の酒井健准教授の単著論文「Thriving in the shadow of giants: The success of the Japanese surgical needle producer MANI, 1956–2016」が学術誌『Business History』に掲載されました。
この学術誌は、1958年に英国で創刊されたもので、経営史研究のトップジャーナルの一つです。

論文では、世界の医療機器(外科用縫合針等)の市場で高シェアを占め、高収益を実現している栃木県の中小企業・MANIの長期的な成長プロセスを、多様な資料を用いて詳細に分析したものです。医療機器産業における中小企業の成長要因に関する既存研究の多くは、企業間ネットワークの密度や国際競争圧力といった外的要因に促された特定の新技術の開発に焦点を当ててきました。それに対してこの論文では、組織内部の経営者の「構想」に導かれた技術能力の不均衡発展(現状の技術能力では達成困難な構想に向かう試行錯誤を通じて技術能力がストレッチしていくプロセス)の長期的連鎖によって、1950年代には地方の個人企業に過ぎなかったMANIが少しずつ技術力を高め、ついにはグローバル市場で確固たる地位を占めるに至ったことが明らかにされています。

以下よりご覧いただけます。

教員情報

ページ公開日:2018年04月12日