丹木の歳時記2025 睦月(一)

1月は本欄の筆者泣かせの月。「文学の池」に氷が張るような厳寒の中、かじかむ手に息を吹きかけながらあちこち歩いてみても、これと言った題材が見つかりません。雪でも降れば雪景色を撮影するという手もありますが、見渡す限り冬枯れの光景が広がり、本欄で紹介できるような対象はなかなか見当たらず。かくして毎年1月の掲載回数は少なくなる訳です。昨年末から咲いているのは山茶花(サザンカ)くらいで、1月も半ばを過ぎた頃からようやく梅がほころび始め、水仙(スイセン)や蝋梅(ロウバイ)も開花します。これで「雪中四友」と呼ばれる山茶花、梅、蝋梅、水仙が咲きそろいました。しかし、これだけでは本欄1回分にはなりません。冷え切った体でとぼとぼと歩いている筆者の姿を見かねたのか、モズとメジロが救世主のように登場してくれました。2月には満作(マンサク)や山茱萸(サンシュユ)、福寿草(フクジュソウ)なども開花します。凍てつく寒さを耐え忍べば必ず春はやってくる。そのわずかな兆しを探し求めながら、キャンパスを歩く日が今しばらく続きます。

富士山
富士山
山茶花(サザンカ)
山茶花(サザンカ)
梅(ウメ)
梅(ウメ)
蠟梅(ロウバイ)
蠟梅(ロウバイ)
水仙(スイセン)
水仙(スイセン)
椿(ツバキ)
椿(ツバキ)
仏の座(ホトケノザ)
仏の座(ホトケノザ)
万両(マンリョウ)
万両(マンリョウ)
柚子(ユズ)
柚子(ユズ)
真鴨(マガモ)
真鴨(マガモ)
モズ
モズ
メジロ
メジロ

「丹木の歳時記」への感想はこちらまで

E-mail:publicrelation@soka.ac.jp
Facebookの「いいね!」やツイートも執筆の励みになります。

Instagramでも丹木の里の四季折々を紹介しています。創価大学公式アカウントはこちらから

Share

Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend