大坪 弘教(准教授)

オオツボ ヒロノリ

専門分野 実験経済学
担当科目 ミクロ経済学、基礎統計学、Intermediate Microeconomic Theory
研究テーマ 人々の経済行動を実験室で「観察」する

取材申し込み

研究者情報詳細

研究室ホームページ

自己紹介をお願いします。
福岡県大牟田市出身の九州男児です。今でこそ大勢の学生の前で平然と授業をしていますが、本当は極度の恥ずかしがり屋なんです。幼い頃は大勢の人の前に立つだけで泣きべそをかいてましたね。昔も今も、注目を浴びる事が大の苦手なんです。
研究について教えてください。
私の専門は「実験経済学」です。この分野では、実験室内に人工的に作られた経済環境の中で、被験者がどのように振る舞うかを観察するのが特徴です。実験の前には経済理論に基づいた予測があるので、観察結果との比較によって、経済理論の問題点も明らかにすることができます。
その研究が進むと、どのような社会貢献が期待されますか。
経済理論は人間の行動を分析する強力なツールですが、分析対象が生身の人間だけに、その有効性には当然限界があります。理論と観測された行動の差を埋めるヒントを与えてくれるのが実験経済学といえます。経済理論と実験結果をうまく組み合わせることで、evidence-basedな政策や制度設計ができるようになります。経済理論を「机上の空論」で終わらせないためにも、実験経済学という分野の役割はとても大きいですよ。
ゼミではどんなことが学べますか。
大坪ゼミでは、毎年「日本学生政策会議(ISFJ)」という大会に出場しています。この大会では、日本社会の様々な問題への処方箋(=政策)を大学生の視点から学術論文の形にまとめ、政府の政策担当者や研究者の前で発表します。この活動を通して、問題発見力や論理的思考力のみならず、チーム力、コミュニケーション力など、社会でも役立つ力を身につけられます。大会までの道のりは大変険しいのですが、それを乗り越えたゼミ生たちは見違えるほど成長した姿を見せてくれます。
学生の皆さんに一言お願いします。
「好きこそ物の上手なれ」という諺がありますよね。いちばん好きなことをして生きていくのは決してわがままなのではなく、充実した人生を歩むためにはとても大切なことだと思います。そういう生き方をしている人は自由で、とても輝いて見えます。皆さんには一心不乱に頑張れること、夢中になれることを見つけて頂きたいです。

文系大学院 経済学専攻

  • 専門分野 実験経済学
    ゲーム理論
    研究テーマ 被験者実験を用いた戦略的状況における意思決定
    研究紹介 利害が対立する戦略的状況における人々の意思決定について、ゲーム理論と実験経済学の手法を用いながら分析するのが私の主な研究テーマです。最近行った研究では、ロビー活動のような「参加者それぞれが費用負担するが勝者のみが報われる状況」において、不公平な勝者決定ルールが参加者の行動にどのような影響を及ぼすのか、理論・実験の両面から分析を行いました。これまでの研究成果はEconomics BulletinやJournal of Socio-Economics、Journal of Conflict Resolutionなどに掲載されています。
    研究、教育方針 本学には被験者実験の施設がないので、他大学の研究者に協力を仰ぎながら、もう少しこれまでの研究テーマを続けたいと考えています。教育については、学生の主体性を重んじます。
    メッセージ 研究とは常識への挑戦であり、その道程は大変険しいものです。向学心を燃やしながら、自ら学び、考え、研究に勤しまれることを期待しています。

ページ公開日:2017年09月01日
Search-internal-code:faculty-profiles-2017-