南方 暁(教授)

ミナミカタ サトシ

専門分野 家族法・法社会学
担当科目 家族法・債権総論・基礎演習・テーマゼミ(ジェンダー論)
研究テーマ 家族構成員間紛争に対応するための支援制度、子どもの監護紛争をめぐる法的問題、法整備支援

略歴

  • 1948年東京都に生まれる
  • 1973年東京教育大学文学部卒業
  • 1975年3月東京教育大学文学研究科修士課程修了
  • 1975年4月九州大学法学研究科博士課程入学
  • 1978年3月九州大学法学研究科博士課程単位取得退学
  • 1978年4月九州大学法学部助手
  • 1979年4月茨城大学教養部講師
  • 1991年4月新潟大学法学部教授
  • 2014年4月創価大学法学部教授

主要な論文・著作

  • International Encyclopaedia of Law: Family and Succession Law No.64 [Japan](2013年) Wolters Kluwer
  • 子どもの福祉とその利益代表者-マリア・コルウェル事件を素材として」(1981年)法律時報4月号
  • 「Kaji Chotei: Mediation in the Japanese Family Court」(1988年)R. Dingwall & J. Eekelaar (eds.) Divorce Mediation and the Legal Process Oxford Clarendon Press
  • 「家事紛争の裁判外の処理」(1990年)有地亨編『現代家族法の諸問題』弘文堂
  • 「遺留分権利者の減殺請求権の性質」(2008年)ジュリスト家族法判例百選(第7版)有斐閣
  • 「離婚訴訟と調停前置主義」(2008年)梶村太市他編『現代家族法実務大系第5巻(調停・審判・訴訟)』新日本法規出版
  • 「家族構成員間の紛争における法の動員・非動員」(2010年)村山雅維他編著『法化社会における紛争処理と民事司法①』東京大学出版会
  • 「イギリスでの交流権と英国の子ども交流センター(child contact centre)」(2011年)棚村政行編『親子の面会交流を実現するための制度等に関する調査研究報告書』商事法務
  • 「近親婚規制に関する再検討-民法735条を素材として-」(2012年)戸籍時報688号

所属学会

日本家族<社会と法>学会、日本法社会学会、比較家族史学会、私法学会、比較法学会、International Society of Family Law

メッセージ

「桃太郎」という昔話はみんなが知っています。桃太郎が犬・サル・キジを連れて鬼が島に鬼退治にでかけて、宝物を持ち帰るという内容です。でも少しおかしな話と思いませんか。鬼は桃太郎に悪さをしかけたわけでもないのに予告もなしに暴力を振るわれ、財産まで奪われてしまいます。住居侵入・傷害・強盗で立派な犯罪ではないでしょうか。法学部では、日ごろ何気なく見過ごしている事柄について、法的にはどう見えるのかを学ぶ楽しみがあります。答えは法学部に入って考えてください。

文系大学院 法律学専攻

  • 専門分野 民法(家族法)
    法社会学(裁判外紛争処理)
    研究テーマ 1.家事紛争処理手続に関する研究
    2.英国における合意形成援助手続きの研究
    3.家族紛争当事者への支援体制に関する研究
    研究紹介 家族関係から生じる紛争を対象に研究を進めてきたが、大別すると、①家事調停に関する研究、②カウンセラーの法的責任に関する研究、③配偶者間暴力や児童虐待など家族関係における暴力に関する研究、④英国における離婚紛争・養子制度・子どもの監護紛争に関する研究などである。そのほか、研究のレベルまでには達していないが、ネパールにおける家族法をめぐる問題についての検討も進めている。
    研究、教育方針 今後も、主として家事調停に関する研究を深めてゆきたいと思っている。大学院における教育方針は自己の経験に規定されるので少し古いものかも知れないが、①「面白い」と思った論点を自分で見つけること、②波紋が広がるような研究の視点をもつこと、③教員は学生の自律的な研究活動を支援することなどである。学生の「醸成」をじっくりと待つことが重要と考えている。
    メッセージ 大学院では自分で見つけた論点を自分なりに展開してゆく作業が求められている。資料を探したり、資料を読み込むときに、「面白くて、面白くて」と思えるような作業になると研究も苦にならない。自分で選んだ論点については、自分が第一人者であると思えるような研究を期待している。私の研究は、ある論文の注に「養子制度がなかったイギリスにも19世紀末に法案が提出された」というたった一行から、「なぜイギリスには養子制度がなかったのか、なぜ19世紀末に提出されたのか」という疑問を持ったのが第一歩であった。小さな疑問でも研究につながることの一例である。

法科大学院

  • 担当科目 ジェンダーと法

ページ公開日:2017年08月06日
Search-internal-code:faculty-profiles-2017-