2018年03月01日 09時07分

本学国際教養学部・杉本一郎教授の共著論文が学術誌「Economic History of Developing Regions」に掲載されました

本学国際教養学部の杉本教授と、シンガポール金融管理局のチョイ・キンミン博士の論文「Staple Trade, Real Wages, and Living Standards in Singapore, 1870-1939」が、学術誌「Economic History of Developing Regions」に掲載されました。

この学術誌は大きく変容するアジア、アフリカ、南アメリカ、中東地域に焦点をあてた経済史研究の発展のために1982年に創刊されたもので、現在は年3回刊行されています。共著者チョイ・キンミン博士との論文は2本目となります。

 

数量経済史研究における関心の一つにロバート・アレン教授等が推進してきた欧米、アジア、アフリカ地域における長期生活水準の推計と国際比較研究があります。本論文は一次産品の輸出港として発展した英領期シンガポールに注目し、今回新規推計をした各種実質賃金、消費者物価指数を基に生活水準の分析、アジアの他地域との比較を行いました。本論文では他のアジアの主要都市と比べ、英領期シンガポールの生活水準が19世紀後半と1930年代において相対的に高い生活水準を有していたことを実証的に示しました。

 

杉本教授は今回の掲載について「10年来の友人であるシンガポール研究者と互いに時間を作りながら、粘り強く共同研究してきた成果をやっと形にでき嬉しいです。国際教養学部1期生が卒業し、社会に雄飛していきます。1期生として国際教養学部を宣揚しようと頑張る彼らの気概に負けぬよう、一教員として私も挑戦を続けていきたいです!」と語りました。

ページ公開日:2018年03月01日 09時07分