2021年02月18日 17時00分

本学理工学研究科の学生の論文が論文誌「Optics Express」に掲載されました

    理工学研究科情報システム工学専攻・修士課程2年三上 勝広さんの研究論文「Quick response hydrogen LSPR sensor based on a hetero-core fiber structure with palladium nanoparticles」が、学術誌「Optics Express」に掲載されました。

     

    Optics Expressは、光工学の分野を扱っている論文誌で、論文掲載までのプロセスが短く速報性の高い報告結果が多数掲載されている点が特徴です。特に、持続可能エネルギーや環境問題に寄与するような報告を取り扱っています。

     

    現在、CO2削減のためのクリーンなエネルギーとして水素燃料が注目されています。しかし、水素は空気中で濃度が高くなると爆発する恐れがあり、異常な水素ガス漏れを安全に素早く検知することが求められます。三上さんの論文では、電気を使わず発火の恐れのない光ファイバ式水素センサの開発に成功し、世界最速の応答性(素早く検知できる能力)を実現したことを報告されました。
     

    三上さんは「7年間お世話になり育てていただいた創価大学に論文投稿という形で貢献できたことを非常に嬉しく思います。この度の投稿は、担当教員である渡辺先生や西山先生のご助力なしには決してなし得ることができませんでした。心から感謝しております。4月からはエンジニアとして社会に出ます。これからは社会で活躍することで、創価大学に恩返しをしていきます」と語られました。

    ページ公開日:2021年02月18日 17時00分