合格への道

伸び悩んでも、開き直って突き進む。
費やした時間と自分を信じて。

森田 尊伸 創価大学法学部卒(11期・既修者コース)

森田 尊伸(創価大学法学部卒・11期既修者コース)
目標は上位での合格!見事に叶えた、森田尊伸さん。司法試験での成功を導いたのは、法学の面白さを感じ続ける日々でした。

森田流、合格の秘訣

学部時代も含めると司法試験までの受験勉強の期間は長く、誰だってへこみそうな時があります。私が長く苦しい合格までの道のりを突き進んでいけたのは、人には伸びる時期と伸び悩む時期があると開き直っていたことが大きい。努力を続けていれば、やがて確かな結果が出ると信じていたのです。もう一つあげるとすれば、学部時代に法学の面白さに気づけたこと。この分野を探究することの楽しさを常に感じていたことで、気持ちを切らすことなく勉強を続けることができました。

考え抜くことが一番の近道

勉強で重視していたのは、とにかく「考える」ということ。どの結論が最も正義公平なのか、その結論を導き出すにはどのような理由づけが最も説得力があるのか。これらを考え抜くことは、法学の面白さを感じる秘訣であり、また司法試験合格への法学的思考を育んでくれるものだと思います。もっと具体的な試験勉強としては、当たり前ではありますが過去問検討。早い段階から取り組み、そして論点の理解を深めると同時に司法試験が何を求めているのかを徹底分析しました。

創価大学法科大学院を選んだ理由

他大学の法科大学院にも合格しましたが、第一志望は本学。「先輩が後輩を育てる」という伝統が、自分を大きく成長させる最高の環境だと確信していました。牧口記念教育基金会奨学金に採用されたこともあり、迷いはありませんでした。

実際の2年間で役に立ったこと

設備面では、24時間使える自習ブース。のってきたら深夜でも構わず勉強するタイプなので、100%マイペースを貫ける環境は本当にありがたかった。授業については、疑問をぶつけやすい少人数制。他大出身者の話も聞きましたが、本学の教員と学生の距離の近さは、特別なものかもしれません。授業内容で特に印象的だったのは、一流の法曹家になるためのプロ意識を学べたこと。合格を手にした今、最も現実的に役立つものになると思います。受験、そして合格!キャリアプランも見えてきた周りの多くの人に期待される喜びを感じながら臨んだ司法試験。実力を出し切れたので、これで落ちたらしょうがないよね、という気持ちでした。合格の後は、司法修習の準備に就活と、慌ただしい日々が過ぎ、すでに渉外法務を専門としている外資系の法律事務所からの内定を獲得。この分野で活躍している卒業生はまだ少なく、後輩への道をつくっていくためにも、クライアントの信頼を勝ち得る弁護士にならなければと考えています。

法曹を志す後輩へ

司法試験は難しい関門ですが、ゴールではありません。合格のその先、つまりどのような法曹になりたいか、そのために今どのような能力を身につけるべきなのかを常に考えることが大切だと思います。法科大学院選びで迷っている人には、本学がいまだ草創期にあるという魅力を伝えたい。若い大学だからこそ、自分の活躍が大学の歴史をつくることになるのです。私自身も、創大建設に貢献できるような仕事を成し遂げたいと思っています。