カリキュラムの特長

カリキュラムの特長

社会学専攻

特色
社会学専攻は、急速に変化する日本社会および国際社会の多様な文化的社会的諸側面を、グローバルな視野から社会科学的に調査研究し、現代のグローバル化した世界が直面する問題群の解決に寄与することのできる、高度な教養と専門的知識・分析力・技能をもった専門家の育成を目的とします。本学の建学の精神および上記目的に賛同し、現代世界の諸問題へ創造的に取り組む意欲をもった諸君を歓迎いたします。
領域/研究・教育の内容
博士前期課程は社会学研究とグローバル・スタディーズの2領域からなり、両者の協同によって、教育・研究を進めます。社会学研究は、社会学固有の研究方法・理論の発展を学び、現代社会の諸側面について調査研究を進め、急速に変動する現代社会における様々な課題の克服への道を探求します。グローバル・スタディーズは、グローバル化した世界における諸文化社会の相互依存の状況を理解し、多様な価値を有する人々が共生できる平和な国際社会の実現への方途を探求します。方法論科目(国際社会論、宗教社会学、文化人類学、言語研究)と地域研究(Area Studies)科目をおき、地域研究としては「中国・アジア研究」「ロシア・ユーラシア研究」に重点を置いた研究指導を行います。
博士前期課程においては、原則として2年以上在学して30単位以上を修得し、かつ必要な研究指導を受けた上、修士論文またはリサーチペーパーを作成して、その審査および最終試験に合格した者に、修士(社会学)の学位が授与されます。 博士後期課程では、前期課程を修了した者、または同等の研究経歴を有する者を対象に、学位(博士)取得をめざした研究指導を行い、創造的な学術研究者または高度な専門的職業人を育成します。原則として3年以上在学し、必要な研究指導を受けて12単位以上を修得した上、研究活動上の要件を満たした場合に、博士論文の執筆と提出を認め、その審査および最終試験に合格した者に、博士(社会学)の学位が授与されます。
教育方法/指導カリキュラムの特色
大学院生は基礎科目の修得に始まって必要な専門科目を受講するとともに、演習をとおして修士論文またはリサーチペーパーの完成を目指します。習得すべき科目には、本専攻で開講する科目以外にも、文学研究科の他専攻および創価大学大学院の他研究科の科目も一定の範囲で認められます。
また社会学専攻は、関東地域における大学院の社会学および宗教学関連の単位互換制度に加わっており、加入している諸大学院での単位取得が認められます。この制度を活用して他大学の大学院生や研究者との交流を進めるとともに、自分の専門領域の主要な学会や研究会に広く所属し、積極的に研究発表や報告を行うよう指導します。