創大Days

2020年11月30日

丹木の歳時記2020 霜月(五)

創大Days編集部

椿や山茶花(サザンカ)が咲き、南天(ナンテン)、飯桐(イイギリ)、万両(マンリョウ)、烏瓜(カラスウリ)が赤く色付いています。木々が葉を落とし枯葉が舞い散る中で、蝶の姿も見られます。こんな時期にと驚く人もいるかも知れませんが、秋に羽化し成虫のまま越冬する種類も。日差しの下で翅を広げて日光浴しているようです。落葉の中で青い炎のように咲く竜胆(リンドウ)を見つけました。寒さが募り花も少なくなる時期に竜胆を見つけると、そこはかとなく温かな気持ちになります。枕草子(まくらのそうし)に「竜胆(りんどう)は、枝ざしなどもむつかしけれど、異花(ことはな)どもの皆霜枯れたるに、いと花やかなる色あひにてさし出でたる、いとをかし」とあります。約千年前の平安時代、清少納言も竜胆を見て同じように感じていたのですね。
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ページ公開日:2020年11月30日


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