創大Days

2021年07月13日

丹木の歳時記2021 文月(一)

創大Days編集部

七夕の夜はあいにくの曇り空でしたが、夜空には「夏の大三角」と呼ばれるDeneb(デネブ)、Vega(ベガ)、Altair(アルタイル)の三つの星が輝いていたはずです。ベガは「織姫」、アルタイルは「彦星」。織姫と彦星は年に一度、天の川を渡って出会います。中国の昔の百科事典「白孔六帖(はくしりくじょう)」に「烏鵲(うじゃく)河を填(うず)め橋を成し織姫を度(わたら)しむ」とあります。烏鵲とは鵲(かささぎ)のこと。鵲が橋となって天の川を埋め、織姫を渡らせるという伝説です。とはいえ二つの星の間の実際の距離は15光年。光速(毎秒約30万㎞)で15年もかかる道のりを一日で移動する織姫のスピードは超人技です。韓国には「鵲が鳴くと嬉しい客が来る」という言い伝えがあります。その日の彦星は鵲の鳴き声を聞きながら織姫の訪れを待っていたことでしょう。
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ページ公開日:2021年07月13日


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