創大Days

2024年07月11日

丹木の歳時記2024 文月(二)

創大Days編集部

暦の上では小暑を迎えましたが、七夕以降は梅雨明けしたかのような猛暑が続きました。蓮に続いて、山百合も一斉に開花。辺りに濃厚な香りが漂っています。八王子の市の花でもある山百合は球根が年々大きくなるにつれて1株につける花の数も増していきます。蓮の蕾の上で翅を休めているのはオオシオカラトンボ。シオカラトンボに比べると青色が濃いのが特徴です。空中戦を繰り広げているコシアキトンボはなかなか止まってくれず、今回は写真に納めることができませんでした。キアゲハとナミアゲハはよく似ていますが、「文学の池」にやってきたのはナミアゲハ。羽の模様の違いを覚えるとすぐに見分けが付くようになります。幼虫の食べ物もそれぞれ違っていて、キアゲの幼虫は人参や三つ葉などを食べるのに対して、ナミアゲハは山椒などミカン科の植物を食草にします。キャンパスにはそれぞれの餌となる植物がありますが、よく見るのはナミアゲハでキアゲハはあまり見かけません。ナミアゲハに遠慮しているのでしょうか。ニイニイ蝉の鳴き声も聞こえてきました。百日紅(サルスベリ)に藪萱草(ヤブカンゾウ)、槿(ムクゲ)も咲き出し、本格的な夏の到来はすぐそこです。
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ページ公開日:2024年07月11日


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