哲学・歴史学

哲学と歴史学の両面から「人間とは何か」に迫る。

宇宙
私たちが生きる「いま」を長い時間と広い空間の中で深く考え、そこから「未来」のあるべき姿を想像できるようになることが、大学の学問の醍醐味です。そこで必要となるのが、「人間とは何か」という問いを中心に学問を再編成することであり、混沌とした現代こそ、そのような探求が求めらています。「哲学・歴史学メジャー」では、西洋から東洋までの、そして古代から現代までの知の蓄積を継承しながら、新たな知を形成しゆく力を養います。

●ゼミ紹介

宮田幸一教授の写真
《宗教の哲学的研究》 宮田 幸一 教授

現代において宗教はどのような現象なのか、哲学にとってどのような意味があるのか、近代合理主義を受け入れながらも、それなりに宗教の意義を見出した牧口常三郎の「価値論」を英文で読みます。教科書はThe Philosophy of Valueを使います。
菅野博史教授の写真
《仏教研究》 菅野 博史 教授

鳩摩羅什訳『妙法蓮華経』(『法華経』)を、種々の英訳や、智顗(538~597)の『法華文句』などの法華経注釈書を参考にして読解します。(指導方針)仏教・『法華経』の基礎的知識を学びながら、鳩摩羅什訳『法華経』を正確に理解することに取り組んでいきたいと思います。
伊藤貴雄教授の写真
《西洋哲学》 伊藤 貴雄 教授

グレート・ブックス(偉大な書物)と呼ばれる人類的古典の内、親しみやすいものを学びたいと思います。『ソクラテスの弁明』(プラトン)、『方法序説』(デカルト)、『社会契約論』(ルソー)、『道徳形而上学原論』(カント)、『自由論』(ミル)などを扱う予定です。
蝶名林亮講師の写真
《現代哲学》 蝶名林 亮 講師

本演習では哲学的な問いに取り組むことで私たちが直面する様々な問題を解決するために必要な対話力・創造力を養っていきます。具体的には、メタ倫理学の古典であるG. E. ムーアやJ. L. マッキーの著作の読解を通して、哲学的な問いを自在に議論できる力を養います。その上で、履修者の問題関心に合わせて現代哲学諸分野における論争を学んでいきます(倫理の客観性、医療・福祉・環境に関する倫理、法と倫理、幸福・福利、因果性、自己、信仰と合理性など)。
林俊雄教授の写真
《中央ユーラシア研究》 林 俊雄 教授

ユーラシア大陸の中央部は、やや北寄りの草原地帯と南寄りの沙漠・オアシス地帯からなっています。前者には主に遊牧民が住み、後者には定住農耕民が住んでいました。両者は時に反目・対立することもありましたが、共存共栄の道を歩むことも多かったのです。この地域にはまたシルクロードが通っていました。それを大いに活用して、両者が文化・政治・経済の面で示したダイナミズムを探ってゆきます。
季武嘉也教授の写真
《日本近現代史の基礎研究》

幕末以降から現代にいたるまでの日本の歴史について、まず、史料を読むということで歴史がどのようにして成り立っているのかを理解します。さらに、概説書を読んで、現代の日本社会がどこからきて、どこに向かおうとしているのかを探ります。その上で、自由なテーマで卒論を書いてもらおうと思っています。
岩倉依子教授の写真
《ヨーロッパ中近世史研究》 岩倉 依子 教授

ルネサンスは、中世から近世への過渡期に幅広くみられた文化的、社会的、精神的運動でした。ここには、中世社会の名残も、また新しい近代社会の時代精神の胎動もみられます。本演習では、ルネサンスとは何かを考察し、ヨーロッパ中近世における社会・文化・人間像を比較検討してゆきます。
坂井孝一教授の写真
《日本古代・中世・近世史の基礎研究》 坂井 孝一 教授

日本の古代・中世・近世の歴史について幅広く学びます。専門書から参考になる箇所を抜き出して輪読し、内容に関する討論を行い、日本社会の特徴や著名な人物の生き様について考えます。さらに、興味のあるテーマについて研究発表をしてもらい、各人の日本史に対する理解を深めます。
村上信明教授の写真
《近世東アジア史の研究》 村上 信明 教授

中国の明・清代の政治や社会・文化・外交について学んでいきます。明代は中国における様々な「伝統」のかたちがほぼ固まった時期で、『三国志演義』などの著名な文学作品がうまれた躍動感溢れる時代です。清代はモンゴルやチベット・新疆といった地域が一つの政権によって統治され、現代中国の国家的枠組みが形づくられた時期です。この明・清の歴史を学ぶことで、近世東アジア史への理解を深めていきたいと思います。