2022年度入学者以前カリキュラム

大学4年間の大まかな流れは、次のとおりです。

2022年度より、創価大学は新カリキュラムを導入します。これにより、学生の自主的な学びと多様なキャリアへの対応が強化されます。新教育方針は基礎教育の充実、専門知識の深化、実践的スキルの習得に重点を置き、グローバルな視野と社会で即戦力となる人材育成を目指します。

異文化コミュニケーション《英語》

ネイティブ・スピーカーによる授業、留学などで、「ツール」に終わらない、「カルチャー」としての英語を。

①コミュニケーション理論、②異文化理解、③第二言語取得理論と英語教育、④通訳、翻訳の4つの領域を総合的に学ぶことができます。ネイティブ・スピーカーが担当する授業を多く設置し、英語運用能力を高めつつ、各領域の専門知識を習得していきます。短期語学研修や留学に参加、挑戦することを強く奨励します。世界を舞台に、多文化共生社会をリードする力を育みます。英国バッキンガム大学の学位が取得できるダブル・ディグリーコースも2012年度より始まりました。

主な開講科目
イントロダクトリー
  • 異文化コミュニケーション
ベーシック
  • Cultural RepresentationⅠ/ Ⅱ
  • 英語学概論Ⅰ・Ⅱ
アドヴァンスト
  • 第二言語習得論
  • Intercultural Communication
  • 近代英語史と文化

開講ゼミ一覧

第二言語習得理論・英語教育

尾崎 秀夫 准教授

第二言語習得や英語教育に関する主要な研究論文を読み、これらの分野の研究領域を把握します。トピックとして、第二言語習得を促進するディスコースの特質、学習ストラテジー指導の効果などがあります。研究方法についても講義、実習を通して学び、卒業論文執筆へ向けデータを収集、分析できる能力を養います。

語彙習得・英語教育

大崎 さつき 准教授

語彙習得に関する著書や論文を読み、討論を行います。例えば、同じ単語に何回出会えばその単語を覚えられるかなど、みなさんが疑問に思っていることについて勉強します。英語教育における基本的な研究方法を学びながら効果的な単語学習法について考えていきます。

日英語比較研究

高橋 正 教授

日本語と英語の違いを①日英語の言語表現の違いの奥にはどのような文化・人間観の違いがあるのか、②日英の認識の仕方の違いが言語構造や文法にどのような違いとなって現れているか、認識・文化・人間観の違いまで突き詰めて解明するのが研究テーマです。

英語学

藤本 和子 教授

言葉はたえず変化していることをつかむとともに、言語現象について「なぜだろう?」と考える姿勢を養い、表現の容認度や、状況による使用頻度の違いを認識した英語運用ができることをめざします。

語彙習得・英語教育

大崎 さつき 准教授

語彙習得に関する著書や論文を読み、討論を行います。例えば、同じ単語に何回出会えばその単語を覚えられるかなど、みなさんが疑問に思っていることについて勉強します。英語教育における基本的な研究方法を学びながら効果的な単語学習法について考えていきます。

日英語比較研究

高橋 正 教授

日本語と英語の違いを①日英語の言語表現の違いの奥にはどのような文化・人間観の違いがあるのか、②日英の認識の仕方の違いが言語構造や文法にどのような違いとなって現れているか、認識・文化・人間観の違いまで突き詰めて解明するのが研究テーマです。

英語学

藤本 和子 教授

言葉はたえず変化していることをつかむとともに、言語現象について「なぜだろう?」と考える姿勢を養い、表現の容認度や、状況による使用頻度の違いを認識した英語運用ができることをめざします。

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異文化コミュニケーション《日本語》

日本語・日本文化の彩りを知り、深めた知識や情報を世界に発信する能力を養う。

①日本語は、世界の人々から見たら一体どんな言語なのか、その面白さに迫ります。②日本語教育科目が充実しており、日本語教師への道を開きます。③留学生や帰国学生を積極的に受け入れ、異文化理解などコミュニケーション能力や多様性を受容する力を身につけます。④日本語をさまざまな視点から考察することで、日本語コミュニケーション能力をさらに磨いていきます。⑤世界の言語・文化の中における日本語、日本文化の特徴を見つめ、深めた知識や情報を世界に向けて発信する能力を養います。

主な開講科目
イントロダクトリー
  • 異文化コミュニケーション
ベーシック
  • 日本語教育概論Ⅰ・Ⅱ
  • 日本語学概論Ⅰ・Ⅱ
  • 日本語コミュニケーション論
  • 日本語音声学
アドヴァンスト
  • 日本語教材研究Ⅰ・Ⅱ
  • 日本語の語彙・表記
  • 社会言語学
  • 日本語教育学特講A・B・C

開講ゼミ一覧

日本語教育

山岡 政紀 教授

日本語教育関係者、現代日本語研究者を志す学生を主たる対象とし、日本語のコミュニケーションにおける表現と機能の関係について探求し、それを言語教育に応用する方法について学びます。

日本語教育

大塚 望 教授

共同研究や個人研究を通して、日本語をさまざまな角度から捉え分析します。その結果を日本語教育に応用する方法や日本人の言語生活の未来についても考えていきます。

明治語の研究

金子 弘 教授

現代語のルーツに直結する近代の言語としての「明治時代語」について考えます。現代語に近い明治期の日本語について理解を深めることによって、現代語に対する見方も養っていけます。

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異文化コミュニケーション《中国語》

段階的な学習カリキュラム、留学などにより中国語をマスター。日中友好のエキスパートに。

①世界で最も使用人口の多い中国語をマスターすることをめざします。②ネイティブスピーカーの教員が担当するコミュニケーションの授業で実践的な語学力を養成します。③在学4年間での学習カリキュラムで初級・中級・上級と段階的に学べ、各種検定資格試験にも対応しています。④毎年10名が北京語言大学とのダブル・ディグリーコースによる2年間の留学で2大学の学位取得ができます。また、北京語言大学では中国語とともに英語やハングルなども学べます。

主な開講科目
イントロダクトリー
  • 異文化コミュニケーション
ベーシック
  • 中国語学入門Ⅰ・Ⅱ
  • 中国語講読初級Ⅰ・Ⅱ
  • 中国社会文化入門Ⅰ・Ⅱ
  • 中国語講読初中級Ⅰ・Ⅱ
  • 中国語概論Ⅰ・Ⅱ
イントロダクトリー
  • 中国語学中上級Ⅰ・Ⅱ
  • 通訳演習(日中)A・B
  • 通訳演習(中日)A・B
  • 翻訳演習(日中)A・B
  • 翻訳演習(中日)A・B

開講ゼミ一覧

中国の歴史・文化・人物

高橋 強 教授

本学創立者は、中国の北京大学などで計8回に渡って学術講演を行われている。そこには、創立者の「中国観」「中国論」とも言うべき内容が読み取れる。創立者のこれら「中国観」「中国論」を解明しつつ、中国の「歴史・文化・人物」の研究を試みる。

中国語学

佐藤 素子 准教授

本講義は学習者が今までに習得してきた中国語の知識を土台に、文化背景などの要素に注目しながら、「中国語の正しさ」から「中国語らしさ」へと、表現法に重点を置き、視点を深めていきたい。

グローバル社会研究

樋口 勝 教授

今や、国際社会において中国は大きな影響力を持ち、中国抜きでは語れない時代になっている。本演習では、近現代の日中関係史を中心に、アジア、アメリカ等との関係及び現代の中国情勢を研究していきたい。

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異文化コミュニケーション《ロシア語》

モスクワ大学との交流協定を基礎に、卓越した教育プログラムを設置。日露友好に貢献を。

トルストイ、ドストエフスキー、チャイコフスキーを産んだ精神と芸術の大国ロシア。豊富な資源をもつロシアは、文化だけでなく貿易、産業、技術レベルで日本との交流がますます活発化し、経済界でもロシア語の需要が高まっています。本学は東西冷戦の時代にモスクワ大学と結んだ交流協定を基礎にして、日本有数のロシア語専門教育のカリキュラムを置いています。ネイティブ・スピーカーや同時通訳によるていねいな指導で、体系的なロシア語能力を養うとともに、文学をはじめ幅広い分野のテクスト読解にも挑戦します。

主な開講科目
イントロダクトリー
  • 異文化コミュニケーション
ベーシック
  • ロシア語文法入門Ⅰ・Ⅱ
  • ロシア語発音トレーニングⅠ・Ⅱ
  • ロシア語講読入門Ⅰ・Ⅱ
  • 現代ロシア概論
  • ロシアの歴史と文化
アドヴァンスト
  • ロシア語文法上級Ⅰ・Ⅱ
  • 時事ロシア語
  • ロシア語文学講読Ⅰ・Ⅱ
  • ロシア文学Ⅰ・Ⅱ

開講ゼミ一覧

コミュニケーション研究

江口 満 教授

「異文化コミュニケーション」という観点から、日本人とロシア人はそれぞれどのような文化的・社会的背景の中に生き、それがどのように日本語、ロシア語間コミュニケーションに反映されているかを研究します。

ロシア文学

寒河江 光徳 教授

ロシア・フォルマリズム、バフチン、ロートマンなどの論文を読みながら、文学作品を分析する理論について学習をしていきます。

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哲学・歴史学

哲学と歴史学の両面から「人間とは何か」に迫る。

今、私たちはどんな時代を生きているのでしょうか。私たちが生きる「いま」を長い時間と広い空間の中で深く考え、そこから「未来」のあるべき姿を構想できるようになることが、大学の学問の醍醐味です。そこで必要となるのが、「人間とは何か」という問いを中心に学問を再編成することであり、混沌きわまる現代こそ、そのような探究が求められています。そのために、実証を重んじる歴史学と、理念を尊ぶ哲学は、きわめて大切な学問です。哲学・歴史学メジャーでは、西洋から東洋までの、そして古代から現代までの知の蓄積を継承しながら、新たな知を形成しゆく力を養います。

主な開講科目
イントロダクトリー
  • 哲学・思想への招待
  • 歴史学への招待
ベーシック
  • 哲学概論
  • 仏教思想概論
  • 倫理学概論
  • 考古学概論
  • 歴史学概論
  • 比較文化史概論
アドヴァンスト
  • 東洋思想史
  • 言語哲学
  • 中央ユーラシア史
  • 西洋文化史
  • 東洋文化史

開講ゼミ一覧

西洋哲学

伊藤 貴雄 教授

ヨーロッパ哲学史上最大の巨人であり、現代哲学の基礎を作ったカントの著作などを学びながら、グローバル化する現代の思想的・社会的課題への示唆を読み取り、問題解決への方途を探ります。たとえば、自由とは、正義とは、世界市民とは、等々の問いを皆で議論しながら、多角的な視点で世界秩序を捉え直していきます。さらに、哲学は、私たち自身の人生観・価値観を大きく広げ、深めてくれます。人類的古典(グレートブックス)に触れ、自分で考える勇気や、他人と討議する力を養い、未来を生き抜く「創造的精神」を身につける演習にしていきたいと思っています。

現代哲学

蝶名林 亮 准教授

本演習では哲学的に物事を考察する力を養い、私たちが現在直面している諸問題を適切に考えるために必要な対話力・創造力を養っていきます。具体的には、以下の二つのことに取り組みます。①現代哲学諸分野において重要であると考えられている本や論文を検討します。これまではメタ倫理学の古典であるG. E. ムーアやJ. L. マッキーの著作や、現代形而上学に関する著作などを検討してきました。今後は徳倫理学や認識論に関する著作を検討する予定です。②哲学を活用することで現代社会が直面する諸課題についてどのように考えることができるか、ディスカッションを通して検討し、理解を深めていきます。福祉の分野に関する問題、会社における倫理などを検討する予定です。

日本近現代史の基礎研究

季武 嘉也 教授

幕末以降から現代にいたるまでの日本の歴史について、まず、史料を読むということで歴史がどのようにして成り立っているのかを理解します。さらに、概説書を読んで、現代の日本社会がどこからきて、どこに向かおうとしているのかを探ります。その上で、自由なテーマで卒論を書いてもらおうと思っています。

日本古代・中世・近世史の基礎研究

坂井 孝一 教授

日本の古代・中世・近世の歴史について幅広く学びます。専門書から参考になる箇所を抜き出して輪読し、内容に関する討論を行い、日本社会の特徴や著名な人物の生き様について考えます。さらに、興味のあるテーマについて研究発表をしてもらい、各人の日本史に対する理解を深めます。

近世東アジア史の研究

村上 信明 教授

中国の明・清代の政治や社会・文化・外交について学んでいきます。明代は中国における様々な「伝統」のかたちがほぼ固まった時期で、『三国志演義』などの著名な文学作品がうまれた躍動感溢れる時代です。清代はモンゴルやチベット・新疆といった地域が一つの政権によって統治され、現代中国の国家的枠組みが形づくられた時期です。この明・清の歴史を学ぶことで、近世東アジア史への理解を深めていきたいと思います。

西洋哲学

福谷 茂 教授

西洋哲学の歴史にはいくつかのピークの時代がありますが、17世紀がそのうちの一つであることに異論を唱える人はいないでしょう。デカルト(1596-1650)、スピノザ(1632-1677)、ライプニッツ(1646-1716)の時代は短期間に哲学が大変貌を遂げたエクサイティングな時期です。眼には見えませんが、この時代の哲学者たちはいわば一つのコミュニティに属していて、書簡を交換したり、ときには実際に面会に出かけて共に最前線に立ち、情勢判断とアイディアとを共有していました。彼らに遅れて、そして遠くから、そのメリットを生かしながら彼らの思考を総括していたのがカント(1724-1804)です。沸騰するこの知的世界をのぞきこみ、そのうえで今度は自分なりの土俵において彼らを対話させてみるのが哲学史研究の醍醐味です。こうしたことを目的にして演習を行いたいと思います。

倫理学

成田 和信 教授

この演習は、倫理学を学びたい学生のための演習です。3年生では、アリストテレスの『二コマコス倫理学』の日本語訳を丁寧に読みながら、幸福、徳、意志の自由、責任、勇気、正義、友情などといった倫理学の様ざまな問題について考察します。4年生では、履修者それぞれの卒論のテーマに関する文献を全員で読みながら、それをもとにした議論を通じて、履修者それぞれが卒論のテーマに関する考察を深めていくことをめざします。

西洋史

帆北 智子 准教授

西洋(ヨーロッパ、アメリカ)の歴史について幅広く学んでいきます。各ゼミ生が自身の研究テーマを主体的に追究できるよう、歴史学の特徴やその基礎的な研究手法を学び、必要に応じて原語文献の読解もおこないます。また、西洋史という切り口から歴史を学ぶことによって、現代社会が抱える諸問題や世界のありように対する洞察力を養ったり、自己の探求や他者との相互理解にも深く目を向けたりといった、歴史学がもつアクチュアルな側面にも触れてほしいと思います。

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表現文化

表現文化全般について、批評・分析の方法を学ぶとともに、創作にも挑戦。独創的な表現力を持つ人材を輩出する。

文学作品をはじめ映画・アニメ・舞台芸術など表現文化全般について、批評・分析の方法を学ぶとともに、創作にも挑戦していきます。古今東西の芸術作品に触れながら、「本物」を見極める眼を養い、人間主義の思想を独創的に表現できる人材を輩出していきます。特徴:①文学研究:作品を読み解くための研究法を学び、原語をふまえながら作品を読み味わう。②舞台芸術・映画研究:古代ギリシアから現代に至るさまざまな舞台芸術、また映像作品について批評・分析する。③文芸創作:創作の基本を習得し、創作活動の力を育成する。

主な開講科目
イントロダクトリー
  • 世界文学への招待
  • 表現文化論入門
ベーシック
  • 文芸創作Ⅰ・Ⅱ
  • イギリス古典文学史・近代文学史
  • アメリカ文学史
  • 文学研究法入門Ⅰ・Ⅱ
アドヴァンスト
  • ドイツ文学特講
  • 日本近代文学作家作品論A・B
  • 漢文学特講Ⅰ・Ⅱ

開講ゼミ一覧

アメリカ演劇

大野 久美 教授

ユージン・オニールをはじめとするアメリカ演劇の代表的な劇作家を取り上げ、心理学的な観点も踏まえて、台詞やそこに込められた作者の心に迫ります。また、さまざまな演劇を鑑賞し、演劇に親しみながら、人間にとって演劇とはどのような存在か、皆で考えます。

近代日本文学

山中 正樹 教授

<近代日本文学>を題材に<文学>研究の方法を学びます。さまざまな角度から<作品>を解読する技法を学んでいきます。文章を「読む」ことだけでなく「書く」こと、さらには「物事を多面的にとらえ」「自分の意見を持つこと」にもこだわっていきたいと思っています。

ロシア文学

寒河江 光徳 教授

ロシア・フォルマリズム、バフチン、ロートマンなどの論文を読みながら、文学作品を分析する理論について学習をしていく。

日本古典文学

平林 香織 教授

日本古典文学の研究方法について学び、古代から近世までの日本の古典文学作品の解析を行います。古典籍(和書)の扱いや崩し字の解読に関する技法を修得し、古典文学作品を書かれた時代や歴史的背景の中で考えます。また、作品の解釈をとおして現代のわたしたちの表現や思想に通じる普遍性を見出します。

ポピュラー・カルチャー研究

森下 達 准教授

わたしたちが日々親しんでいるマンガや映画といった文化は、社会の中でどのような位置を占めているのでしょうか? 受容のされ方に着目して、そうしたポピュラー・カルチャーのありようを考えていくのがこのゼミです。また、議論の中では、ストーリーや表現に目を向けることもあるでしょう。受容だけでなく、作品の表現を論じることも可能です。授業では主として、関心のある作品とその受容についての分析や、関連文献の紹介・批判などをやってもらいます。

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国際日本学

国際社会に日本の伝統・文化を発信できる能力を涵養する。

「国際日本学メジャー」では、まず世界の中に日本を位置づけ、地理的・歴史的特徴をふまえながら、その変遷をたどります。そして、現代日本を的確かつグローバルに捉える座標軸を獲得しながら、今後の時代をいかに他の文化の人々とともに生きるべきか、自身に何が貢献できるか、日本の独自性をどこに見出すべきかについて、自身の関心の高いテーマを選び、幅広い観点から研究します。日本人・留学生を問わず、グローバルな視点を備えた真の日本理解者を育てます。

主な開講科目
イントロダクトリー
  • 異文化コミュニケーション
  • 国際日本学への招待
ベーシック
  • 国際交流と日本社会
  • 英語で日本紹介Ⅰ・Ⅱ
  • 社会で通用する日本語
  • 対照言語学Ⅰ・Ⅱ
アドヴァンスト
  • 日本語の表現
  • ディベート日本学
  • サブカルチャー論

開講ゼミ一覧

社会学

フィスカーネルセン アネメッテ 准教授

日常生活に根差した人類学的洞察と、特定の価値観と行動につながる人々の概念的基礎との理論的関与、また、より広範な社会学的および歴史的研究により、現代世界の知的分析を行う能力を開発することが容易になります。アイデンティティ、マイグレーション、ジェンダー、環境、消費、メディア、社会運動、ポピュリズムや多文化主義などの現象を含む現代の社会的、政治的問題を研究することを通して、分析能力と実践的な能力を身につけます。国際日本学メジャーでは、グローバルな視点から日本の社会に特化して学びます。エッセイとクラス発表を通し、2年間で、充実したアカデミックライティングスキルとパブリック・スピーキング能力を身につけるとともに、創造的で新しい考え方を学びます。

文化人類学

井上 大介 教授

文化人類学における基本的な思考法をベースに、異文化理解に関する身近なテーマを設定し、論文作成のための文献蒐集を行い、関連文献ならびに調査の進展状況に関する発表を課題とします。

日英語比較研究

高橋 正 教授

日本語と英語の違いを①日英語の言語表現の違いの奥にはどのような文化・人間観の違いがあるのか、②日英の認識の仕方の違いが言語構造や文法にどのような違いとなって現れているか、認識・文化・人間観の違いまで突き詰めて解明するのが研究テーマです。

明治語の研究

金子 弘 教授

現代語のルーツに直結する近代の言語としての「明治時代語」について考えます。現代語に近い明治期の日本語について理解を深めることによって、現代語に対する見方も養っていけます。

近代日本文学

山中 正樹 教授

<近代日本文学>を題材に<文学>研究の方法を学びます。さまざまな角度から<作品>を解読する技法を学んでいきます。文章を「読む」ことだけでなく「書く」こと、さらには「物事を多面的にとらえ」「自分の意見を持つこと」にもこだわっていきたいと思っています。

日本古典文学

平林 香織 教授

日本古典文学の研究方法について学び、古代から近世までの日本の古典文学作品の解析を行います。古典籍(和書)の扱いや崩し字の解読に関する技法を修得し、古典文学作品を書かれた時代や歴史的背景の中で考えます。また、作品の解釈をとおして現代のわたしたちの表現や思想に通じる普遍性を見出します。

西洋哲学

伊藤 貴雄 教授

ヨーロッパ哲学史上最大の巨人であり、現代哲学の基礎を作ったカントの著作などを学びながら、グローバル化する現代の思想的・社会的課題への示唆を読み取り、問題解決への方途を探ります。たとえば、自由とは、正義とは、世界市民とは、等々の問いを皆で議論しながら、多角的な視点で世界秩序を捉え直していきます。さらに、哲学は、私たち自身の人生観・価値観を大きく広げ、深めてくれます。人類的古典(グレートブックス)に触れ、自分で考える勇気や、他人と討議する力を養い、未来を生き抜く「創造的精神」を身につける演習にしていきたいと思っています。

日本古代・中世・近世史の基礎研究

坂井 孝一 教授

日本の古代・中世・近世の歴史について幅広く学びます。専門書から参考になる箇所を抜き出して輪読し、内容に関する討論を行い、日本社会の特徴や著名な人物の生き様について考えます。さらに、興味のあるテーマについて研究発表をしてもらい、各人の日本史に対する理解を深めます。

歴史社会学

小林 和夫 教授

本ゼミナールでは、新たな知的関心・世界が広がっている「歴史」の問題を社会学的な視点から考察していきます。各自が研究対象とする「地域」は国内・国外問いません。また時代区分は現代史であれば、社会史、文化史などいずれの領域でもかまいません。

ポピュラー・カルチャー研究

森下 達 准教授

わたしたちが日々親しんでいるマンガや映画といった文化は、社会の中でどのような位置を占めているのでしょうか? 受容のされ方に着目して、そうしたポピュラー・カルチャーのありようを考えていくのがこのゼミです。また、議論の中では、ストーリーや表現に目を向けることもあるでしょう。受容だけでなく、作品の表現を論じることも可能です。授業では主として、関心のある作品とその受容についての分析や、関連文献の紹介・批判などをやってもらいます。

Close

社会学

「社会学」の視点で、社会や人間の多様性を洞察し、人権の世紀を築く人材を育成。

「社会学」の視点で、社会や人間の多様性を洞察し、人権の世紀を築く人材を育成。

「社会学」の視点から、現代社会のさまざまな現象を見ると、当たり前だと思っていたことが驚きを持って見直せたり、変だと思っていたことが理解可能なこととして見えてきたりします。この「社会学」の視点を通して、私たちの回りにある世界の「多様性」に気づき、さまざまな人間や社会についての「理解」が可能になります。そうした社会学的なものの見方を、家族、地域、都市、宗教、労働、政治、社会心理、メディア、異文化などを題材にして学んでいきます。
また、社会学メジャーでは、社会調査士の資格を取得できます。1、2年次から、計画的に関連科目を履修されると、3年次には、社会調査士の資格取得見込みをもらえるので、就職活動にも役立ちます。

主な開講科目
イントロダクトリー
  • 現代社会研究への招待
  • Human and Society
ベーシック
  • 文化人類学
  • 家族の社会学
  • 国際関係論
アドヴァンスト
  • 教育の社会学
  • メディアと社会心理
  • 映像の社会学
  • 平和学
  • 現代ロシア概論
  • サーベイ調査実習
  • フィールド調査実習

開講ゼミ一覧

理論社会学

杉山 由紀男 教授

私たちをとりまくさまざまな社会現象や社会問題を解明し、解決へ導くための継続的な学問的営みが社会学です。各自が具体的な研究テーマを取り上げて考察していく作業を通して身につけ、「家族」「ジェンダー」「教育」を中心に、現象や問題の解明と解決の方途を探っていきます。

歴史社会学

小林 和夫 教授

本ゼミナールでは、新たな知的関心・世界が広がっている「歴史」の問題を社会学的な視点から考察していきます。各自が研究対象とする「地域」は国内・国外問いません。また時代区分は現代史であれば、社会史、文化史などいずれの領域でもかまいません。

文化人類学

井上 大介 教授

文化人類学における基本的な思考法をベースに、異文化理解に関する身近なテーマを設定し、論文作成のための文献蒐集を行い、関連文献ならびに調査の進展状況に関する発表を課題とします。

都市社会の研究

森 幸雄 教授

われわれの生活する現代社会について、地域社会という場を切り口に考察します。既存の研究成果に触れるとともに、自らの足で感じ、眼で見たものを重視したいと思います。

国際関係学

林 亮 教授

国際関係学は二度の世界大戦の反省から生まれました。コンピューターとインターネットで一体化した地球は、豊かさと格差による矛盾に満ちています。私たちは戦争を制御し、平和を実現するために国際社会を研究します。

平和学・人間の安全保障研究

玉井 秀樹 教授

平和の実現をめざす学問が平和学です。あらゆる人が尊厳をもって生きる自由を追求する人間の安全保障という考え方に基づいて、私たちがめざすべき平和のあり方を検討し、その実現の方法を探究していきます。

中国の社会

武 澎東 教授

経済発展と社会の変容を取り上げます。対象は中国とその周辺地域です。特に経済発展によって生じた貧富の格差と不公平な社会、少子高齢化社会と情報化社会、次第に形成されつつある断裂社会とその縫合を学習し、経済発展と社会の変容はどのように関係しているのかについて考察します。その上で自由にテーマを決めて卒論を作成してもらいます。

社会人類学

フィスカーネルセン アネメッテ 准教授

日常生活に根差した人類学的洞察と、特定の価値観と行動につながる人々の概念的基礎との理論的関与、また、より広範な社会学的および歴史的研究により、現代世界の知的分析を行う能力を開発することが容易になります。アイデンティティ、マイグレーション、ジェンダー、環境、消費、メディア、社会運動、ポピュリズムや多文化主義などの現象を含む現代の社会的、政治的問題を研究することを通して、分析能力と実践的な能力を身につけます。より包括的な社会調査と分析は、将来、仕事をする上で非常に有用です。エッセイとクラス発表を通し、2年間で、充実したアカデミックライティングスキルとパブリック・スピーキング能力を身につけるとともに、創造的で新しい考え方を学びます。

ポピュラー・カルチャー研究

森下 達 准教授

わたしたちが日々親しんでいるマンガや映画といった文化は、社会の中でどのような位置を占めているのでしょうか? 受容のされ方に着目して、そうしたポピュラー・カルチャーのありようを考えていくのがこのゼミです。また、議論の中では、ストーリーや表現に目を向けることもあるでしょう。受容だけでなく、作品の表現を論じることも可能です。授業では主として、関心のある作品とその受容についての分析や、関連文献の紹介・批判などをやってもらいます。

社会福祉の探求

筒井 澄栄 教授

障害者・高齢者の社会福祉領域における現状と課題について探求します。

ソーシャルワークの価値と倫理

西川 ハンナ 准教授

ソーシャルワークの価値と倫理、ソーシャルワーカーの教育・訓練、地域福祉実践を学びます。

生活問題と福祉

岩川 幸治 准教授

孤立、排除、貧困、虐待など私たちの生活にはたくさんの問題があります。その背景となっている原因や課題は何か、解決していくにはどうしたらいいのか、福祉の視点を踏まえて検討していきます。

メディア文化研究

倉橋 耕平 准教授

メディア文化研究は、人びとの実践が作り出す常識、政治、文化などを、メディアとの関連に着目し、資料の検討や社会調査から明らかにしていく学問領域です。このゼミは、現代メディア環境における意味世界の謎を解明していくことが目的です。メディア、現代社会、戦後社会、ジェンダー、政治、ジャーナリズムに関心のある方はぜひ一緒に学びましょう。

宗教社会学

大西 克明 准教授

宗教は人々に価値の根拠を与え、社会的行動の指針を導きだします。ゼミでは宗教現象や価値意識の社会学的分析を通して、グローバルな世界や近現代社会を理解します。また、様々な宗教思想・宗教文化を探究することで多様な見方を学びます。文献読解のみならず、フィールドから学ぶことを重視し、文化的背景の異なる人々との対話を可能とする能力を培います。

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社会福祉専修

協働社会の実現を福祉の視点から学び考え、暮らしを支える社会福祉士国家試験の受験資格を取得

多様な人々の「協働」による社会をどのように実現させるかを、福祉の視点から学び、考えるのが社会福祉専修です。社会福祉専修では、社会福祉士という仕事を通して、未来への社会づくりを実践する人材の育成をめざします。このため、4年次で実施される社会福祉国家試験の受験資格が取得できるようなカリキュラムとしました。可能であれば多くの人に社会福祉専修で学んでほしいのですが、受験資格取得のために20名という定員があります。社会福祉専修で学んだ人の活躍の場としては、地方公務員や福祉事務所職員、ソーシャルワーカーなどを想定しています。

主な開講科目
イントロダクトリー
  • 社会福祉入門
ベーシック
  • 社会福祉の原理と政策
  • 地域福祉と包括的支援体制
  • 児童福祉論
  • 障害者福祉
  • 高齢者福祉
アドヴァンスト
  • ソーシャルワーク演習
  • ソーシャルワークの基盤と専門職
  • ソーシャルワークの理論と方法
  • ソーシャルワーク実習

開講ゼミ一覧

社会福祉の探求

筒井 澄栄 教授

障害者・高齢者の社会福祉領域における現状と課題について探求します。

ソーシャルワークの価値と倫理

西川 ハンナ 准教授

ソーシャルワークの価値と倫理、ソーシャルワーカーの教育・訓練、地域福祉実践を学びます。

生活問題と福祉

岩川 幸治 准教授

孤立、排除、貧困、虐待など私たちの生活にはたくさんの問題があります。その背景となっている原因や課題は何か、解決していくにはどうしたらいいのか、福祉の視点を踏まえて検討していきます。

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