留学日記(イギリス・バッキンガム大学英語DD5期 2018年3月22日)

<イギリスの母の日の文化>

みなさんこんにちは!なりはるです。
3月に入り、イギリスの気温も日中には10度を超える日が多くなってきました。私の寮の近くに小さな花が咲いているのを見つけ、少しずつ春の気配を感じています。
そして、この3月にはある大切なイギリスの行事があります。それは母の日です!今回はイギリスの母の日を日本の母の日の文化と比較しながら紹介していきます。

初めに、イギリスの母の日はマザリング・サンデーと呼ばれ、毎年、日にちが変わります。なぜなら、イギリスでは母の日がキリスト教のイースターと関係しており、イースターの日曜日から、数えて3週間前の日曜日と決まっているからです。ちなみに、今年のマザリング・サンデーは3月11日でした!毎年、5月の第2日曜日と決まっている日本とは違っています。
そして、イギリスでもお母さんに感謝の気持ちを込めて、花を贈る文化があります。日本では、カーネーションが一般的なお花の贈り物ですが、イギリスは少し違っています。もちろん、イギリスでもピンクのカーネーションを送りますが、他にも、イギリスでは、ピンクのバラや、ライラックが贈られることもあります。それぞれの花に、優美、優雅や、愛の意味が込められています。どの花にも感謝や愛が表現されていてとても素敵です。

加えて、イギリスでは、メッセージカードや、お母さんと特別な食事をするなど、アイディア溢れる贈りものがたくさんあります。日本でも、日ごろの感謝を込めて、お母さんに手料理を振舞うことは一般的な贈り物だと思います。イギリスでは、シムネルケーキ(Simnel Cake)をマザリング・サンデーに食べる習慣があるようです。このケーキは、ドライフルーツを入れて焼いたケーキを半分に切り、中とケーキの上に、アーモンドペーストを塗った伝統的なお菓子だそうです。ちなみに私は、まだ、このケーキを見たことも食べた事もないので、とても気になります。
このように、イギリスも日本もお母さんに感謝を伝える文化があることを、私はとても嬉しく感じました。日本の母の日はまだ少し先なので、母へ日ごろの感謝をどう伝えるか今から考えたいなと思います。みなさんも素敵な母の日が過ごせますように。


なりはる
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