• NEWS
  • 第46回創大祭、第32回白鳥祭が開幕 9日、10日一般公開

2016年10月15日

第46回創大祭、第32回白鳥祭が開幕 9日、10日一般公開

第46回創大祭、第32回白鳥祭の開幕を告げる「創価栄光の集い」が10月8日(土)、本学の池田記念講堂で開催され、アメリカ・デンバー大学名誉教授のベッド・ナンダ博士が講演しました。

第1部の記念の祭典は、滝山太鼓の演技で幕を開け、パイオニア吹奏楽団の演奏にあわせてオープニングムービーが上映されました。創価女子短期大学とヴォーカルグループによるさわやかな歌声、D.I. CREWとプリンス・マーシー・ジャズ・オーケストラによるダイナミックなダンスパフォーマンスに観客も盛り上がり、40ヶ国以上から集った留学生たちが心一つに元気一杯のダンスを披露しました。続いてインド、ブラジル、韓国に留学した学生とその国からの留学生によるスピーチ。「外国人と日本人を繋げる人材となります!」(インドからの留学生)「日本語を学んで、グローバルリーダーへ成長していきます!」(ブラジルからの留学生)「海外の大学院に挑戦し、創価大学で学んだことを実践していきます!」(韓国からの留学生)と、各国からの留学生は日本語で決意を述べ、会場は感動に包まれました。続いて、学生有志とヴォーカルグループの合唱があり、フィナーレでは、全参加者が一体となって学生歌を大合唱しました。
学生たちの演目に続き第2部の記念式典では、石川惠子短大学長が挨拶。田代康則理事長が創立者池田大作先生からのメッセージを紹介しました。
創立者はメッセージの中で、創大生、短大生、留学生が懸命に創り上げた「創価栄光の集い」を讃え、「信念・情熱・知性の人にと」、ナンダ博士と発刊した対談集をふれながらエールを送りました。メッセージでは、
「第一に、『ロッキー山脈のごとき信念』ということであります。(中略)ナンダ博士は、私との対談で毅然と語られました。『すべてが闇のように思われるこの現代社会であっても、変化を起こすことは可能です』『私は、明るい未来を信じ、人間の善性を信じ、友情を信じ、人間を信じているのです』と。あのマハトマ・ガンジーの不屈の楽観主義に通ずる信念です。わが創価の友も、この揺るぎない信念をもって、青春においても、学問の研鑽においても、立ちはだかる試練に朗らかに挑み、価値ある変化を起こせる力を鍛え上げていただきたいのであります。
第二に、『太陽のごとき情熱』です。負けじ魂を燃え上がらせて悪戦苦闘する中で、皆さん方の心は太陽のような光と熱を帯びていきます。そして、未来の地球社会を照らしていけるのであります。ナンダ博士も、アメリカのエール大学などに留学されました。そこで出会った恩師は、まるで『世界中で君よりも大切な人はいない』という態度で、若き博士に接してくれたといいます。その恩義を忘れずに、博士ご自身も、まさに太陽のごとき大情熱で「学生第一」を貫き通しておられるのであります。人間教育の真髄がここにあります。(中略)
最後に申し上げたいのは、『名月のごとき知性』ということであります。ナンダ博士と私は、『最も苦しんでいる人を救っていこう』という人間性の発露に、教育の原動力があると語り合いました。博士は、『知識から智慧を汲み出す教育』を呼び掛けられています。人間と社会が直面する諸問題を直視し、人類のためにと探究を重ね、『個人の平和と幸福』を勝ち取ると同時に、『国際舞台における平和と幸福』をもたらす智慧を薫発しようと言われるのであります。月光は、秋冬の凍てつく夜空にこそ、いっそう冴えわたります。スーパーグローバル大学にして、人間教育の世界的拠点たる、わが創価の学舎も、地球的問題群が山積する今こそ、いよいよ英知のネットワークを多次元に結び広げながら、人類の平和と幸福へ、創造的な智慧を赫々と輝かせていこうではありませんか」と激励の言葉を送りました。

その後、ナンダ博士は記念講演の際に、学生のパフォーマンスを称賛し創立者との出会いを懐かしく振り返りながら、「生涯を教育者として過ごしてきた私にとって、学生中心の価値創造の教育アプローチである創価教育を知ったことは新鮮でありました。創立者が学生に語りかける時、正にこの創価教育の実践を目にしました。創立者と何百人の学生達との交流の場は一人ひとりとの対話をしているかのようでありました。この様な交流を私はそれまで経験したことがありませんでした」と語りました。またこの日、記念式典に先立ち、卓越した語学修得の結果を顕彰するシュリーマン賞の表彰がありました。

翌日9日より第46回創大祭、第32回白鳥祭の一般公開が始まりました。正午には雨があがり、約17,000人の方が展示や模擬店を楽しみました。毎年大人気の留学生喫茶は、留学生と日本人学生が協力し、9カ国の模擬店が出店。雨のため午後になった中央教育棟前から池田記念講堂前までのパレードも盛大に行われました。
午後1時半から、ナンダ博士とGCP生、国際教養学部生らとの懇談会が中央教育棟AE256教室で開催されました。ナンダ博士は挨拶で、国連の重要性を述べ、「平和の世界を作るためには、国連から始まる。多くの国を集めて、世界の問題を話す機会を作れるのは国連です。そのためには、各国の協力が必要」と語りました。学生から、「女性の人権」「教育の重要性」「国家主義と愛国心の違い」について、活発な質問があり、ナンダ博士は一つひとつに“大切な問題です”と丁寧に応じました。

最終日の10日も約13,000人の方が足を運び、2日間で約30,000人の方が来場しました。
ページ公開日:2016年10月15日