• NEWS
  • 静岡県沼津市で「勇気の証言—ホロコースト展 アンネ・フランクと杉原千畝の選択」が開幕しました

2016年12月02日

静岡県沼津市で「勇気の証言—ホロコースト展 アンネ・フランクと杉原千畝の選択」が開幕しました

ナチス・ドイツのユダヤ人大量虐殺の歴史を振り返り、平和と人権について考える「勇気の証言—ホロコースト展 アンネ・フランクと杉原千畝の選択」の静岡展が12月2日(金)、静岡県沼津市のプラサヴェルデで開幕しました。
この展示会は、1994年から2007年に全国73会場を巡回した「勇気の証言—アンネ・フランクとホロコースト展」に続くもので、本学と国際的な人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」の共催によるものです。昨年10月に東京芸術劇場(東京都豊島区)をスタートに、広島展、創価大学展、北海道展、福井展、青森展、沖縄展とこれまで全7会場で開催してきました。
今回の静岡展では、大使館をはじめとした15団体からの後援、9団体からの特別協力等のもと、25点の物品・101点のパネル等を集めての展示会となりました。

展示は「ホロコーストの歴史」、「アンネ・フランクと杉原千畝の選択」、「私からはじまる『人権』」の3章立てとなっています。ホロコーストの歴史と、外務省の指示に反して約6,000人のユダヤ人らに日本通過を許可する「命のビザ」を発行した日本人外交官・杉原千畝、そして、「アンネの日記」の著者であるユダヤ人の少女アンネ・フランクの生涯を紹介するもの。30歳のヒトラーがユダヤ人排除の計画概要を記したサイン入り書簡のレプリカや、ユダヤ人一家が保管していた「杉原ビザ」と渡航関連品などの貴重な資料が公開されています。
同日午前に行われたオープニングには約160名の来賓が出席しました。初めに、同展の実行委員会を代表して本学の田代康則理事長が挨拶に立ち、続いてNPO杉原千畝命のビザの杉原まどか副理事長が挨拶。最後に木苗直秀静岡県教育長より、「子供をとりまく環境はめまぐるしく変化する中で、人権に関わる課題への対応が迫られています。目に見えない苦しみ、悩みに共感することが大事であり、こういう展示を子供達に伝えていきたい」と挨拶をいただきました。

静岡展の概要は下記の通りです。

■「勇気の証言 — ホロコースト展」
【開館時間】12月2日~11日 10:00~20:00
【会場】プラサヴェルデ(静岡県沼津市大手町1-1-4)
【主催】「勇気の証言─ホロコースト展」実行委員会
【共催】創価大学、サイモン・ウィーゼンタール・センター
【後援】フランス大使館、ドイツ連邦共和国大使館、イスラエル大使館、リトアニア共和国大使館、オランダ王国大使館、ポーランド共和国大使館、アメリカ大使館、駐日欧州連合代表部、国連広報センター、NPO 杉原千畝命のビザ
【協力】 創価学会平和委員会
【問い合わせ先】 同展 実行委員会事務局(創価大学企画広報課)
【Eメール】:publicrelation@soka.ac.jp
【ウェブサイト】:http://www.soka.ac.jp/campuslife/holocaust/
ページ公開日:2016年12月02日