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2017年06月14日

本学法科大学院の尹龍澤教授が韓国の中央選挙管理委員会から表彰されました

6月14日(水)、東京都の韓国領事館において、韓国の選挙を統括する憲法機関である中央選挙管理委員会より、本学法科大学院の尹龍澤教授に表彰状が贈られました。

韓国では、2012年に国外にいる韓国人にも選挙権が行使できるようにした在外国民選挙制度がスタートしました。これによって、満19歳以上の在日韓国人で、有効なパスポートを持っている人も韓国の国政選挙に投票が可能になりました。
尹教授は、その最初の選挙である2012年の国会議員選挙、同年12月の大統領選挙、2016年4月の国会議員選挙と3回にわたって、日本地域における在外国民選挙の管理責任者(正式名称:駐日韓国大使館在外選挙管理委員会委員長および副委員長)を務めました。その功績が認められ、今回の表彰に至りました。

今回、表彰を受けた尹教授は、「ギャラクシーの携帯電話で知られるサムソンを初めとする世界的企業の進展、若者たちの益々強まる海外留学熱などを背景に、多くの駐在員や韓国人留学生が投票する一方、植民地時代から日本に住み続けているお年寄りや、日本で生まれ育った若者が緊張した面持ちで投票する姿も少なくありませんでした。これらの日本の永住権を持つ在日韓国人たちは、いまだ地方参政権も認められていないために、2012年の国会議員選挙が、人生で初めての投票でした。このような方に少しでも安心して投票に参加してもらえるように、韓国語の表記に加えて、日本語の表記も可能な限り用意するなど、選挙の公正性を棄損しない範囲内で、在外国民の利便性を最大に考慮する心配りをしました」と述べました。
ページ公開日:2017年06月14日