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2017年10月14日

鹿児島県指宿市で「勇気の証言—ホロコースト展 アンネ・フランクと杉原千畝の選択」を開催しました

ナチス・ドイツのユダヤ人大量虐殺の歴史を振り返り、平和と人権について考える「勇気の証言—ホロコースト展 アンネ・フランクと杉原千畝の選択」の指宿展を10月6日(金)~10月9日(祝・月)の4日間、鹿児島県指宿市のふれあいプラザなのはな館で開催しました。
この展示会は、1994年から2007年に全国73会場を巡回した「勇気の証言—アンネ・フランクとホロコースト展」に続くもので、本学と国際的な人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」の共催によるものです。一昨年10月に東京芸術劇場(東京都豊島区)をスタートに各地を巡回し、鹿児島展で10会場目となります。

10月5日(木)に行われたオープニングには約40名が出席しました。初めに、同展の実行委員長である本学の馬場善久学長が挨拶の後、来賓の豊留悦男指宿市長は「人権の世紀と言われる21世紀において、また昨今の様々な世界情勢を鑑みるとき、本展示会が、指宿の未来を担う子ども達にどれほどの影響を与えるかと思いを巡らせると、感謝の思いで一杯です」と述べました。さらに来賓の大山浩昭南薩地域振興局総務企画部長は「平和の発信基地である南薩地域にとって、大変有意義な展示会であり、大盛況を心より念願しております」と語りました。

4日間で約1,600名が本展示を観賞しました。参加者の声を紹介します。
  • アンネ・フランクについて詳しく知りたいと思い訪れましたが、それ以上に多くを知ることができました。ユダヤ人殺害について、亡くなった方の数は想像もできないくらいで言葉になりませんでした。今を生きている私たちが知らなければいけないことが多くあると実感しました。(10代 女性)
  • ホロコーストについては何も知りませんでした。アンネ・フランクも聞いたことがある程度でした。展示を見て、こんなにも残虐なことが起こっていたと知り、私たちがこの事実に感心を持ち、学び、心にとどめて置くことが大切だと思いました。このような悲劇が二度と繰り返されることがないようにしなければならないと思いました。(20代 男性)
  • ホロコーストの意味も曖昧なままでしたが、その淵源を知ることができ、また、アンネ・フランクと杉原千畝夫妻の偉大さ、人間としての輝きに唯々感激で、人としてその万分の一でも、発揮して生きていけたらと思います。(70代 女性)
ページ公開日:2017年10月14日