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2020年01月06日

2020年新年のご挨拶 理事長 田代康則

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

1月2日、3日に開催された「第96回東京箱根間大学駅伝競走(以下、箱根駅伝)」に創価大学陸上競技部駅伝部が3年ぶり3回目の出場を果たしました。全217.1キロを10人の選手が一丸となって走り抜き、総合第9位(往路7位、復路9位)と見事な結果で、初めてシード権を獲得することができました。
選手の活躍を始めとして、サポートスタッフや沿道から熱い声援を送ってくださった多くの皆様に心から御礼を申し上げます。選手たちは、この経験を生かし、次の目標に向って出発しました。どうか今後ともよろしくお願いいたします。なお、今回の箱根駅伝出場に際し、多くの皆様から多大なご支援を賜り、誠にありがとうございました。

創価大学では2021年の創立50周年に向かってグランドデザインの目標達成に取り組んでまいりました。時代の変化を捉え、学部・学科の設置や改編等を行い、8学部・大学院5研究科・専門職大学院2研究科を擁する総合大学へと発展しました。
また、これまで、日本人学生と留学生が共に暮らす国際学生寮の新設、新宿-創大間シャトルバスの運行、学生の栄養バランスに考慮した100円朝食の実施など学生生活の充実にも努めてまいりました。本年は、政府による高等教育の就学支援制度の開始に伴い、創価大学独自の奨学金制度の見直しを行いますが、学生にとりまして、より充実の制度にしてまいります。また、世界各国から集う留学生の奨学金の充実にも力を入れてまいります。このように学生が安心して学べる環境を整えることができるのも、ひとえに保護者の皆様をはじめ、卒業生やご支援、ご協力をしてくださる多くの皆様のおかげです。

本年より創立50周年記念事業が本格的に開始します。取り組みの柱として、創価教育研究所を「池田大作記念創価教育研究所」に発展的に改称し、研究者のネットワーク構築および教育・研究成果の発信等による世界市民教育の拠点の構築を掲げました。また、SDGsをテーマにしたシンポジウムや記念展示、出版活動等を通し、創価大学の次の50年を開く一歩を踏み出していく所存でございます。
本事業の実施にあたり、「創価大学創立50周年・創価女子短期大学開学35周年記念寄付事業」を本年4月より募らせていただきます。まだまだ厳しい経済状況の中、誠に心苦しい限りではございますが、本趣旨をご理解いただきご支援を賜りますよう、ここに衷心よりお願い申し上げます。

本年も創価大学・創価女子短期大学は、創立者の「学生第一」の理念のもと、創立50周年にむけて邁進していく所存でございます。結びに、新しい年のはじめにあたり、皆様のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げます。

2020年1月 学校法人創価大学理事長 田代康則
ページ公開日:2020年01月06日