• NEWS
  • 本学理工学研究科の学生が「第54回日本水環境学会年会」でポスター賞を受賞

2020年08月08日

本学理工学研究科の学生が「第54回日本水環境学会年会」でポスター賞を受賞

本学工学研究科環境共生工学専攻・博士前期課程(※)の金田明日香さんが、「第54回日本水環境学会年会」にて、年会学生ポスター発表特別賞(ライオン特別賞)を受賞しました。

この賞は会員数2000人を超える歴史のある日本水環境学会から、学部生による優れた十数件の発表に対して送られるものであり、本学では初の受賞となります。今大会は2020年3月16日~18に開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響により紙上での発表となりました。

発表タイトルは「ホテイアオイの圧搾-メタン発酵処理による栄養塩・エネルギー回収法の検討」です。本研究は創価大学が取り組む学部横断型の国際共同研究事業「PLANE3T」の一貫で実施しており、エチオピアでの水草過剰繁茂を解決する基盤技術の重要な一部分を占めています。本研究により、水草を圧搾(しぼること)してからメタン発酵することで、従来の数倍~数十倍の速さで水草を処理、有効活用できることが明らかとなりました。

受賞した金田さんは、「今回このような賞を頂き大変光栄です。これまでの研究が認められ大変嬉しく思います。私は世界各地で過剰繁茂し、航行障害や生態系の撹乱を引き起こしているホテイアオイの高速処理について研究しています。具体的には廃棄物からエネルギー回収が可能なメタン発酵処理や、簡便な処理法である圧搾を用いて、低環境負荷かつ低コストでの高速処理や有価物生産を目指しています。持続可能な循環型社会形成への貢献を目指し、これからも真摯に研究に取り組む決意です」と語りました。

共同発表者:戸田龍樹(理工学部 教授)、岸正敏(理工学部 助教)、岡村和夫(理工学部 講師)、藤原正明、水野直輝
(※)発表当時の金田さんの学年は理工学部4年です。
ページ公開日:2020年08月08日