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2020年11月25日

2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の時代考証を、本学文学部の坂井孝一教授が担当します

2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の時代考証を、本学文学部の坂井孝一教授が担当することが11月21日に発表されました。
時代考証は映像作品等において、歴史事実や生活習慣、衣装を含めた道具などの描写が、題材の時代にふさわしいかどうかを入念に検証する作業です。特に大河ドラマにおいては、歴史学的にみて間違いがないかどうかを確認する重要な役割を担います。三谷幸喜氏が脚本を手掛ける『鎌倉殿の13人』では、坂井教授のほか、呉座勇一氏、木下竜馬氏が担当します。

坂井教授は、『承久の乱―真の「武者の世」を告げる大乱』(中公新書,2018年12月)をはじめ、中世史の研究者として数々の著書を出版し、歴史番組にゲストとして出演するなど、中世史研究の第一線で活躍しています。

時代考証にあたり坂井教授は、「NHKから時代考証のご依頼をいただいたのは今年の2月末、3月の冒頭には正式に時代考証陣を統括する契約を結びました。2022年の大河ドラマが北条義時を主役とする『鎌倉殿の13人』であることを、脚本担当の三谷幸喜氏が発表されてから2ヵ月も経たない頃でした。新型コロナウィルスの感染が拡大し始めた時期であり、考証会議は3月中旬の1回のみ対面で行い(三谷氏にもお会いしました)、その後はずっとオンライン形式です。それ以外にもメールや電話でのやり取りが頻繁にあり、その都度、歴史事実を調べたり、歴史学の最新研究を紹介したり、大変に忙しく活動しています。契約では、NHKの公表前には、脚本の内容はもちろん、業務上知り得た事柄や、自分が時代考証担当であることも口外できないことになっており、11月21日に公式ツイッターで公表されるまで沈黙を守っていました。ただ、公表されるや否や、スポニチアネックスやヤフーニュースで紹介され、ツイッターでも高い評価をいただくなど反響が大きく、私自身も驚いています。それとともに極めて責任の重いお仕事であることをあらためて痛感しました。大学名も明示されていますし、しっかりと責務を果たしていきたいと決意を新たにしているところです」と述べました。

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ページ公開日:2020年11月25日