学内にいながら
留学経験以上の英語力を習得


大塚 光明 さん Mitsuaki Otsuka 経済学部 2017年卒業

SUA受験失敗から本気で英語に取り込む

経済学部のIP(インターナショナルプログラム)とJAS(Japan-Asia Studies)プログラムに参加して、飛躍的に実力を伸ばした大塚さん。
「僕の第一志望はアメリカ創価大学(SUA)でした。英語が得意だし、勝手に“ 僕はSUAに呼ばれている”と思っていました(笑)」

しかしSUAへの入学は果たせず、創価大学へ進み、悶々とした日々を送っていました。そんな中で知ったのが、英語で経済学を学ぶIPの授業。IPは、レベル1で英語力とアカデミックな学習スキルを、レベル2では英語で経済学を多角的に学習します。
「英語で授業を受けるなら留学と同じだと思い挑戦しました。勉強漬けの日々でしたが、IPの受講で英語力は驚くほど向上し、TOEIC® LISTENING AND READING TESTのスコアは250点以上アップしました」

大塚さんは、通常2年かけるIPを1年半で修了。そして、IP受講者の中で条件を満たした学生だけが受講できるJASプログラムに絶対的な自信をもって進みました。JASでは、留学生と共に英語でグローバルな経済学を学ぶのですが、ここで大きな挫折を経験します。

自信を失ったときに感じた仲間との絆、先生方の支え

「皆のスピードやボキャブラリーに全くついていけなかった。自分の英語力はこんなものだったのかと打ちのめされました」
そして、日本人同士で話す英語からネイティブ英語に変えなくてはいけないと分析。そこから、過信を捨て、授業中は集中力をマックスにし、先生や仲間に必死についていったといいます。頼りになったのは、IPで共に学んだ仲間の「一緒に頑張ろう」という言葉。まさに、英語や経済学だけでなく、タイム・マネジメント能力なども学ぶ、常に上を目指す仲間が多いIPならでは。熱心に指導をしてくれる先生の期待に応えたい思いも強かったそうです。 

「JASの履修単位を取得したとき、先生は心から喜んでくれました。挫折からのスタートでしたが、英語力だけでなく、時間を有効に使うスキルや仲間と切磋琢磨しながら課題に向き合い、クリアする充実感を知りました」

創大には英語力をアップさせるチャンスがたくさんある

「ただ英語で話せるというだけではだめ。それを使いこなして自分自身をどれだけ表現できるか、高い専門性をもてるかが大切です。その点、創大には世界中からやってくる留学生が数多くいるので、自分が望めば、さらに上のレベルに行けるチャンスがいっぱいあります。就職活動でも創大の手厚いサポートに助けられました。エントリーシートの書き方から面接対策まできめ細やか。特に卒業生の模擬面接は、指導があまりに厳しくて、本番の面接がやさしく感じられたほどでした(笑)」

卒業後は組織の経営情報を統合し効率化を図るシステムを構築するIT 企業へ。創大で培った“力”が未来への自信になっています。

(2016年10月 掲載)

誰かがすべきことがあるなら僕がやる!

  • 誰かに喜んでもらうこと、「ありがとう」の数が原動力と語る大塚さん。熱心に取り組んだのがボランティア活動です。1年次から東北復興スタディーツアーや東北復興インターンシップに参加。宮城県南三陸町での経験から、支援する側とされる側との関係性や、学生参加のためのシステム作りについて考えました。その後、学生でもできることはたくさんあると考え、福島県でもボランティア活動に加わりました。そして、自分たちにできることを探そうと福島県に何度も訪れ、地元の人たちと協力して復興市や農業再生案を提案してきました。