学びの領域
数理・情報科学
数学を基礎としつつ、情報分野の学びを通して、 自然や社会の真理を探究し、論理的思考や創造力を身につける。

数学を中心に、数理科学・情報科学を学びます。整数論や位相幾何学などの数学の根幹をなす理論のほかに、タンパク質分子や熱流体などの自然現象をモデル化し、数学的な手法で原理を解明する課題にも取り組みます。その一方で、数値解析やデータサイエンスに基づいてさまざまな社会現象を分析するなど、理工学系と人文・社会系の境界領域にも光を当てます。また、数理と情報の間で横断学習できる利点を活かし、合教科型の数学教員をはじめ、公務員、コンサルタントなど多彩な人材養成をめざします。
キーワード
- 整数論
- 群論・環論・体論
- ガロア理論
- トポロジー
- 幾何学
- 複素解析
- 微分方程式
- 数値解析
- 確率統計
- カオス・フラクタル
- 数理物理
- データサイエンス
- 数学教育
先進システム
最先端の科学技術を駆使し、安全・安心な高度情報化社会の構築への 重要課題に貢献する問題解決能力を身につける。

インターネットの普及にともない、SNS、IoT、クラウドなどの情報化社会を取り巻く技術的課題は、ますます重要かつ複雑になっています。人類社会の安全・安心で信頼性の高い情報システムを支える一流の創造的なエンジニアをめざし、理論的基盤、およびソフトウェア技術を中心に、サイバーセキュリティ、データベース、ネットワークサイエンス、モバイル通信などの専門知識を学びます。また、理工と人文社会系の境界領域の研究も行い、IT 企業への就職はもとより、幅広い業種への進路も視野に入れています。
キーワード
- 次世代インターネット
- サイバーセキュリティ
- 暗号技術
- センサネットワーク
- モバイル通信
- クラウドシステム
- IoT(モノのインターネット)
- ビッグデータ
- ネットワークサイエンス
- ビッグデータ
- ソフトウェア工学
知能環境ロボット
AI(人工知能)、VR(仮想現実)技術などを通して、生活支援のための ロボットの未来を築き、社会を変革する問題解決能力を身につける。

人間とともに生活するロボットの研究・開発では、数理科学を基礎とした認識・計測技術、駆動部の制御、センサなどの処理、AI(人工知能)などの知識の習得が必要です。さらにロボットと人間を結ぶ情報を直感的に可視化し、操作できるVR(仮想現実)・AR(拡張現実)の技術を総合的に機能させることも重要となっています。それらの課題を自分たちの力で解決していく過程を通して、総合的知識の習得はもちろん、ロボット領域に留まらず、さまざまな分野に共通して重要となるディスカッション能力や協調性を養います。
キーワード
- ロボット工学
- AI(人工知能)
- 人工生命
- メディアアート
- コンピュータグラフィクス
- コンピュータヴィジョン
- 計測工学
- 制御工学
- 音声言語処理
- 仮想現実(VR)
- 拡張現実(AR)
- 複合現実(MR)