丹木の歳時記2012文月　その二

梅雨の晴れ間が広がると一気に気温が上昇し、本格的な夏がすぐそこまで来ていることを感じます。「文学の池」を訪ねてみると、ヤゴの抜け殻がありました。

それもそのはず。池の周りでは様々な蜻蛉（とんぼ）が飛び交い、空中戦を繰り広げています。蓮の葉の上で羽を休めているのは塩辛蜻蛉（シオカラトンボ）、蕾の上にいるのはコシアキトンボです。

それもそのはず。池の周りでは様々な蜻蛉（とんぼ）が飛び交い、空中戦を繰り広げています。蓮の葉の上で羽を休めているのは塩辛蜻蛉（シオカラトンボ）、蕾の上にいるのはコシアキトンボです。

深い山にいるはずの深山（ミヤマ）サナエも生息しています。

草むらでは紅シジミを見つけました。

木の枝に擬態している竹節虫（ナナフシ）。葉っぱの上ではちょっと目立ってしまっていますね。

ユリ科の薮萱草（ヤブカンゾウ）の花は一日で萎んでしまいます。

古くは月草（ツキクサ）と呼ばれていた露草（ツユクサ）。朝咲いた花が昼には萎んでしまうことから、朝露に例えられた名前です。

捩摺（モジズリ）の別名を持つ捩花（ネジバナ）はラン科の植物。右巻きと左巻きがありますが、あまり捩れていないものもあります。

トンボがとまっていた蓮のつぼみも、まもなく開花することでしょう。