丹木の歳時記2011　皐月　その七

【黄菖蒲】四国・中国・近畿に続いて関東地方も梅雨入りしました。統計開始以来2番目に早い梅雨入りとか。平年なら梅雨明けは7月21日頃。梅雨入りが早いから明けるのも早いというわけではなさそうです。

【未草】雨の季節になると、一層輝きを増す「文学の池」。スイレン科の未草（ヒツジグサ）が咲き始めました。

【未草】雨の季節になると、一層輝きを増す「文学の池」。スイレン科の未草（ヒツジグサ）が咲き始めました。

【カルミア】池へと続く斜面では、カルミアが咲いています。「アメリカシャクナゲ」の別名があるツツジ科の植物です。

【軽鴨】おしどり夫婦ならぬ軽鴨（カルガモ）夫婦が仲良く並んでいます。真鴨は春になると北に帰る渡り鳥ですが、軽鴨は夏も日本にとどまる留鳥。夏鴨とも呼ばれます。

【ガマズミ】「平安の庭」では、ガマズミと赤花夕化粧（アカバナユウゲショウ）が咲いています。いかにも日本的な名前の赤花夕化粧ですが、明治時代にアメリカから来た外来植物です。

【赤花夕化粧】「平安の庭」では、ガマズミと赤花夕化粧（アカバナユウゲショウ）が咲いています。いかにも日本的な名前の赤花夕化粧ですが、明治時代にアメリカから来た外来植物です。

【河骨】「文学の池」から「学生ホール」の方向へ向かうと、途中にある食堂が「セントラル」。その前の小さな溜池には河骨（コウホネ）や矢車草が咲きます。

【矢車草】「文学の池」から「学生ホール」の方向へ向かうと、途中にある食堂が「セントラル」。その前の小さな溜池には河骨（コウホネ）や矢車草が咲きます。

近年、生息数を減らしている河骨。子規の句に「小鮒取る童（わらはべ）去りて門川の河骨の花に目高群れつつ」とあります。