丹木の歳時記2011　水無月　その四

２８日に九州南部の梅雨明けが発表されました。６月に九州南部の梅雨が明けるのは５６年ぶりとか。沖縄や九州南部の梅雨が明けると梅雨前線が北上、本州の梅雨が本格化します。

【額紫陽花】額紫陽花はアジサイの原種。日本原産の額紫陽花を改良したものが紫陽花（西洋紫陽花）です。大きな花びらのように見えるのは装飾花で中心に密生している部分が花になります。

【泰山木】泰山木（タイサンボク）は朴（ホオ）の花にそっくりですが、それもそのはず。どちらもモクレン科の植物です。

【朴】泰山木（タイサンボク）は朴（ホオ）の花にそっくりですが、それもそのはず。どちらもモクレン科の植物です。

【捩花】美しいピンクの螺旋階段は捩花（ネジバナ）。ラン科の多年草です。

【赤山鳥茸】毎年この時期に出てくる赤山鳥茸（アカヤマドリタケ）。大きいものは直径30㎝ほどにもなる巨大なキノコです。

【ヤマトシジミ】「文学の池」では蝶や蜻蛉が羽を休めています。

【ベニシジミ】「文学の池」では蝶や蜻蛉が羽を休めています。

【オオシオカラトンボ】「文学の池」では蝶や蜻蛉が羽を休めています。

【ルリボシカミキリ】今回のとっておきの一枚はルリボシカミキリ。このブルーを見るたびに、自然の作り出す色の美しさにため息が出ます。

【玉虫】玉虫の美しさもルリボシカミキリに引けを取りません。政治の世界で使われる「一定のめど」などという曖昧な表現を玉虫色と形容しますが、それは玉虫に対して失礼というものでしょう（笑）。

運が良ければルリボシカミキリや玉虫に出会うことが出来るこの季節。忙しくてそれどころではないという方も、時には注意深くキャンパスを歩いてみることをお勧めします。