丹木の歳時記2011　神無月　その二

創大祭を終えたキャンパスには静かさが戻ってきました。思わず物思いに耽ったり、詩人や歌人ならずとも一句ひねりたくなるような季節になりました。

【金木犀】そこかしこから金木犀の豊かな香りが漂ってきます。

【鵯花】淡い紫の花は鵯花（ヒヨドリバナ）。秋の七草の一つである藤袴（フジバカマ）とそっくりです。

【薊】鵯花より一層鮮やかな薊（アザミ）の紫が目を引きます。

【山茱萸】秋珊瑚（アキサンゴ）とも呼ばれる山茱萸（サンシュユ）の実。生薬としても知られています。

【銀杏】銀杏（ギンナン）もたわわに実っています。

【木通】木通（アケビ）は真ん中の白い部分を食べ、口から種を思いっきり良く飛ばします。

【柿】栄養価の高い柿の実。ビタミンＣを多く含み、「柿が赤くなると医者が青くなる」という言葉もあるほどです。

【カマキリ】深まる秋景色の中でカマキリは何を思うのでしょうか。

善太郎坂の話を書いた前回の番外編に感想を寄せて下さった皆様、心より感謝申し上げます。次は200回目への長い坂を目指します。