卯月は「うのはなづき」とも言います。 卯の花である空木(ウツギ)が咲き出すのはまだ少し先ですが、晴れた日にキャンパスを歩いていると鶯の囀が聞かれます。 声はすれども姿は見えず。鳴き方もだいぶ上手になってきたようです。
木の芽を見ていると、室生犀星の詩「ふるさと」が思い出されます。 「雪あたたかくとけにけり しとしとしとと融けゆけり ひとりつつしみふかく やはらかく 木の芽に息をふきかけり もえよ 木の芽のうすみどり もえよ 木の芽のうすみどり」