丹木の歳時記2010水無月 その二

本学の学生歌の歌詞の2番に、「桑の実みのれる 城跡(しろあと)ゆけば 栄枯(えいこ)の夢に たそがれこめぬ 父母(ちちはは)想いて はるかを見れば 点々ともれる 灯(ともしび)淡き」とあります。

冒頭に紹介した学生歌の2番の歌詞は「あおげば金星(きんせい) 妙(たえ)なる光 燃えなんわが胸 正義の心」と続きます。学生歌が発表されたのは開学の翌年(昭和47年)のこと。38年後の今日、金星探査機「あかつき」に相乗りして打ち上げられた本学の人工衛星「Negai☆″」が地球を周回していようとは、当時の学生は思いもよらなかったことでしょう。