丹木の歳時記2010　葉月　その二

二十四節気の処暑を過ぎ、暑さも漸く一段落。と言いたいところですが、まだまだ猛暑が続いています。木陰を選びながらキャンパスを歩くと、様々な虫たちに出会えます。

【アシグロツユムシ】紫陽花の上にいるのは、キリギリス科の脚黒露虫（アシグロツユムシ）。長い足と触角が特徴です。

【ベニシジミ】男郎花（オトコエシ）の花の蜜を吸っているのは紅蜆（ベニシジミ）です。

【オオカマキリ】オオカマキリは、オトコエシの花にやってくる昆虫をねらっています。この鎌で捉えられたら、ひとたまりもないでしょう。

【アオイトトンボ】ここでトンボなどの昆虫を撮影する際のポイントを少々。

【オオシオカラトンボ　雌】まず周囲の自然に同化する気持ちでしばし静止します。

【オオシオカラトンボ　雄】無念無想の境地でしばらくじっとしていると、相手も徐々に警戒心を解いてくれます。

【オナガサナエ】「捕まえたりしないから写真だけ撮らせてね」と心に念じつつ、そっと近づきます。

【マユタテアカネ】自然への畏敬の念を抱きながら、静かに撮影します。

【ミヤマアカネ】ただし注意すべきは蚊の猛襲。無念無想の境地も、蚊には全く通用しません。ふと気がつくと一度に5、6匹の蚊に献血していることも・・・・。

大切な血液を提供しないよう、虫除けスプレーも必須アイテム。こうして撮影した写真をさらに厳選し、本サイトに掲載しています。