丹木の歳時記2010　長月　その三

相変わらずの猛暑が続いていますが、日は短くなってきました。朝夕の空気のわずかな涼しさ、夕暮れ時の雲の高さや夜の帳が降りた後の賑やかな虫の音などに、秋の足音を感じるこの頃となりました。

丹木の歳時記2010　長月　その三　1

【石榴】実りの季節を迎えたキャンパスでは、石榴や銀杏が色づいてきています。

【銀杏】実りの季節を迎えたキャンパスでは、石榴や銀杏が色づいてきています。

「第一グランド」の側にあるモミジバスズカケノキ。学名からプラタナスと呼ばれます。

篠懸の木（スズカケノキ）の名の通り、鈴のような実をつけています。

【スズカケノキ】このモミジバスズカケノキは、スズカケノキとアメリカスズカケノキの雑種。文京区にある小石川植物園では、これらの3種類を比較して観察することができます。

【アメリカスズカケノキ】このモミジバスズカケノキは、スズカケノキとアメリカスズカケノキの雑種。文京区にある小石川植物園では、これらの3種類を比較して観察することができます。

【スズカケノキの葉】スズカケノキとモミジバスズカケノキの幹は似ていますが、葉を比較してみるとスズカケノキの方が切れ込みが深いことが分かります。街路樹のプラタナスの多くはモミジバスズカケノキが使われています。

【モミジバスズカケノキの葉】スズカケノキとモミジバスズカケノキの幹は似ていますが、葉を比較してみるとスズカケノキの方が切れ込みが深いことが分かります。街路樹のプラタナスの多くはモミジバスズカケノキが使われています。

一本の木の背景を知りじっくりと観察することで、キャンパスの自然をより深く味わう事が出来るようになります。