丹木の歳時記2009　皐月　その五

18日に沖縄・奄美地方の梅雨入りが発表されました。沖縄の梅雨入りは平年より10日遅れとのこと。太平洋高気圧が勢力を強めると梅雨前線が押し上げられ、九州北部から北日本でも梅雨入りとなります。

【トチノキ】池田記念講堂の裏手で咲いているのは、栃（トチノキ）の花。蜜蜂が好んで蜜を吸い、栃蜜としても有名です。秋には栗のような実がなります。

【エゴノキ】キャンパスのあちらこちらで見られるのは、エゴノキの花。みんな、下向きに咲きます。

【エゴノキ】キャンパスのあちらこちらで見られるのは、エゴノキの花。みんな、下向きに咲きます。

【ヤマボウシ】少し前に咲いていた花水木と同じミズキ科の山法師（ヤマボウシ）。白い花弁のように見える部分は、苞（ホウ）と呼ばれる葉で、真ん中の緑色の固まりが花になります。秋には食べられる赤い実がなります。

【ヤマボウシ】少し前に咲いていた花水木と同じミズキ科の山法師（ヤマボウシ）。白い花弁のように見える部分は、苞（ホウ）と呼ばれる葉で、真ん中の緑色の固まりが花になります。秋には食べられる赤い実がなります。

【ガマズミ】白い小さな花をたくさんつけているのは、スイカズラ科のガマズミ。甘酸っぱい実は果実酒にもなります。

【カルミア】「文学の池」では、カルミアが咲いています。北米原産のツツジ科。別名をアメリカシャクナゲといいます。

【カルミア】「文学の池」では、カルミアが咲いています。北米原産のツツジ科。別名をアメリカシャクナゲといいます。

【ジングウツツジ】「学生ホール」の前で咲いているのは、神宮躑躅（ジングウツツジ）。正門から伸びる「桜花の道」でも見られます。他の躑躅が咲き終わった頃に咲きます。

【ホタルブクロ】国際交流センターの裏手では、螢袋が咲き始めています。紫色が美しいキキョウ科の多年草です。

【フタリシズカ】可憐な小さい花は、二人静（フタリシズカ）。写真では花穂が三本出ていますが、通常は二本。同属の一人静が一本の花穂を出すのに対し、名付けられました。センリョウ科の多年草です。

葉や枝を見ただけでは種類が分かりにくい樹木ですが、花が咲く時期に名前を覚えておけば、たやすく見分けられるようになります。