丹木の歳時記2009　皐月　その六

沖縄・奄美は梅雨入りしましたが、北海道の根室、釧路、稚内では今月10日に漸く桜前線が到達しました。一月に沖縄からスタートし、4ヶ月かけて日本列島を縦断した桜前線。日本が縦に長い国であることを改めて実感させられます。

【黄菖蒲】「文学の池」では、黄菖蒲（キショウブ）と石楠花（シャクナゲ）が見頃となっています。「何れ菖蒲（あやめ）か杜若（かきつばた）」とは、どちらも優れていて優劣つけがたいことを意味しますが、黄菖蒲も石楠花も美しいですね。

【石楠花】「文学の池」では、黄菖蒲（キショウブ）と石楠花（シャクナゲ）が見頃となっています。「何れ菖蒲（あやめ）か杜若（かきつばた）」とは、どちらも優れていて優劣つけがたいことを意味しますが、黄菖蒲も石楠花も美しいですね。

【石楠花】「文学の池」では、黄菖蒲（キショウブ）と石楠花（シャクナゲ）が見頃となっています。「何れ菖蒲（あやめ）か杜若（かきつばた）」とは、どちらも優れていて優劣つけがたいことを意味しますが、黄菖蒲も石楠花も美しいですね。

【キリギリス】池の斜面の草むらでは、虫たちが活発に活動しています。蟋蟀（きりぎりす）の幼虫も、少しずつ大きくなってきています。

【クビキリギス】精霊蝗虫（ショウリョウバッタ）に似ているのは、首切りぎす。一度噛みつくと首がちぎれても離さないことからついた名前です。「ジーー」と鳴きます。

【蓮華】蓮華の蜜を集めている西洋蜜蜂。はっきりとした原因は特定されていませんが、現在、北半球では急速に数が減少しているようです。関心のある方は、ローワン・ジェイコブセン著「ハチはなぜ大量死したのか」をお薦めします。

【ダイミョウセセリ】同じく蓮華の間を飛び回っている蝶は、大名せせり。幼虫は、ヤマノイモ科の葉を食草としています。

【アカシジミ】幼虫が、クヌギやコナラを食草とするアカシジミです。ロボットのような、かわいい目をしています。

【クサイチゴ】この季節を彩る赤い宝石のような草苺。口に含むと、素朴な甘い味が広がります。

【コウホネ】「セントラル」の横の小さな池で咲き始めたのは、スイレン科の河骨（コウホネ）です。ちょっと不気味な名前ですが、根が白骨のように見えることからつきました。

本格的な梅雨入り前の「梅雨の走り」の季節。これから曇りや雨の日が増えてきますが、植物や、植物を餌とする昆虫にとっては恵みの季節でもあります。