丹木の歳時記2009　長月　その二

【創大門】「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、秋分を過ぎ朝夕はめっきり涼しくなりました。本年3月に完成した創大門と、そこから続く創大シルクロードでは、イチョウの葉が色づき始めています。

【彼岸花】キャンパスのそこかしこで彼岸花が咲いています。別名の曼珠沙華（まんじゅしゃげ）という名前はサンスクリット語に由来し、「天上の華」を意味します。

【金木犀】この季節になると、金木犀のかぐわしい香りが風に乗ってふわりと漂ってきます。金木犀の本種とされる銀木犀も咲いていますが、香りは金木犀ほど強くありません。

【銀木犀】この季節になると、金木犀のかぐわしい香りが風に乗ってふわりと漂ってきます。金木犀の本種とされる銀木犀も咲いていますが、香りは金木犀ほど強くありません。

【薬師草】日差しを浴びて咲いているのは、薬師草（ヤクシソウ）。キク科の越年草です。

【男郎花】秋の七草の一つの女郎花（オミナエシ）。女郎花は黄色い花ですが、その女郎花に似た白い花が男郎花（オトコエシ）。女郎花科の多年草です。

【白萩】万葉の歌人・山上憶良は、秋の七草を「萩の花　尾花　葛花　撫子の花　女郎花　また藤袴　朝貌の花」と詠んでいます。尾花とは、薄（ススキ）。朝貌は桔梗（キキョウ）。キャンパスでは、萩や薄が見られます。

【萩】万葉の歌人・山上憶良は、秋の七草を「萩の花　尾花　葛花　撫子の花　女郎花　また藤袴　朝貌の花」と詠んでいます。尾花とは、薄（ススキ）。朝貌は桔梗（キキョウ）。キャンパスでは、萩や薄が見られます。

【薄】万葉の歌人・山上憶良は、秋の七草を「萩の花　尾花　葛花　撫子の花　女郎花　また藤袴　朝貌の花」と詠んでいます。尾花とは、薄（ススキ）。朝貌は桔梗（キキョウ）。キャンパスでは、萩や薄が見られます。

環境省は、桔梗を絶滅危惧Ⅱ類、藤袴（フジバカマ）を準絶滅危惧種に指定しています。将来、秋の七草が「秋の五草」にならないよう、貴重な自然を大切にしたいものです。