丹木の歳時記2009　神無月　その二

台風18号が日本列島を縦断した8日。台風が通り過ぎた後は、爽やかな秋空が広がりました。この日は、二十四節気の寒露。朝露が冷たくなり、昼夜の気温差も大きくなる時期です。

【秋明菊】鮮やかな秋明菊（シュウメイギク）や色づく楓（カエデ）にも、秋の深まりを感じます。

【楓】鮮やかな秋明菊（シュウメイギク）や色づく楓（カエデ）にも、秋の深まりを感じます。

【薄】薄（ススキ）の間で咲いているのは、背高泡立草（セイタカアワダチソウ）。北アメリカ原産の帰化植物で、キク科の多年草です。

【背高泡立草】薄（ススキ）の間で咲いているのは、背高泡立草（セイタカアワダチソウ）。北アメリカ原産の帰化植物で、キク科の多年草です。

【ガマズミの実】ガマズミが赤い実をつけています。スイカズラ科の落葉低木。ウクライナでは「カリーナ」と呼ばれ、愛されています。実は初霜をこえると甘くなり、ジャムや果実酒になります。

【ガマズミ】5月には清楚な白い花が咲いていました。有名なロシア歌曲「カリンカ」で「♪カリンカ　カリンカ　カリンカ　マヤ♪」と歌われている「カリンカ」も、「カリーナ」（ガマズミ）の愛称です。

【金木犀】池田記念講堂の横に植えられている金木犀からは、甘い香りが漂っています。当たり年があるのか、今年はたくさんの花をつけています。遠くまで香りを運ぶことから、九里香（クリコウ）とも呼ばれます。

11日、12日に開催された創大祭と白鳥祭。学生たちの活躍を見守るように、池田記念講堂が夕日を浴びて輝いていました。