丹木の歳時記2013　如月　その一

「季節を分ける」と書く節分は、立春、立夏、立秋、立冬の前日を指し、年に4回訪れます。節分前日（2日）の八王子の気温は20度近くまで上がり、春の暖かさになりました。

前回はまばらだった福寿草も一気に開花しました。

前回はまばらだった福寿草も一気に開花しました。

満作（マンサク）は東洋哲学研究所の側に植えられています。春に「まず咲く」のでマンサクと言います。

隣接する畑では、オオイヌノフグリがぽつりぽつりと咲き始めました。ヨーロッパ原産の帰化植物で、直径１㎝にも満たない小さな花です。

暖かな陽気に誘われて、蜜蜂が山茶花（サザンカ）の蜜を集めにやってきました。

成虫のまま越冬するムラサキシジミは、日向ぼっこが大好きです。羽を広げてくれたお陰で、じっくり眺めることができました。

ちょっと分かりにくいかもしれませんが、「ウソ」という名の野鳥です。キャンパスにこんな鳥もやって来るなんて・・・。ウソのような本当の話です。

「平安の庭」の蝋梅（ロウバイ）の蕾も膨らんできました。

待っていた梅も開花しました。寒さと暖かさが行きつ戻りつしながら、春の足音は近づいてきます。