丹木の歳時記2011　文月　その一

夏至から数えて11日目を半夏生（はんげしょう）といいますが、今年は7月2日。この頃には、ドクダミ科の半夏生の葉も白色に変化します。

同じ頃、岡虎の尾（オカトラノオ）は根元から先の方に向かって花が咲いていきます。

水無月（三）では紫式部を紹介しましたが、こちらはその白い品種の白式部。秋になる実も紫と白に別れます。

紅李（ベニスモモ）の実がなっていました。ちょっと甘酸っぱい季節の味わいです。

こちらも甘酸っぱい山桃（ヤマモモ）の実。山桃には雄株と雌株があり、実がなるのは雌株だけです。ちなみに同じモモの名前がついていても、紅李は桃と同じバラ科。山桃はヤマモモ科に属します。

山百合のつぼみも膨らんでいますが、一足先にピンクや黄色の百合が咲いています。

山百合のつぼみも膨らんでいますが、一足先にピンクや黄色の百合が咲いています。

「文学の池」の蓮の葉にとまった蝶。羽を閉じていると、それほど美しいという訳ではありません。

しばらく観察していると、羽を広げて美しい瑠璃色を見せてくれたルリタテハ。幼虫は、ユリ科の植物を食草としています。

前回は雄のオオシオカラトンボを紹介しましたが、今回は雌に出会いました。

Googleで「丹木の」と入力すると、自動的に「丹木の歳時記」と出てくることに気づきました。検索頻度が増えたせいでしょうか。これもひとえにご愛読の賜物です。