丹木の歳時記2013　如月　その三

二十四節気の雨水を迎えました。暦の上では、気温が上昇し雪が雨に変わる頃とされています。開花が遅れていた梅も、少しずつ花の数が増えてきました。

前回に続いて今回もバードウォッチング篇です。まずは鵯（ひよどり）。残念ながら写真は取り損ねましたが、近くにもう一羽、白い鵯がいるのをみかけました。

メジロが椿の葉の緑にとけ込んでいます。

山茶花の下で餌探しをしているのは、四十雀（しじゅうから）です。

雀より少し小さい真鶸（まひわ）。黄色っぽい方が雄（手前）、奥にいるのが雌です。ヨーロッパや中国で繁殖し、冬場になると海を渡って日本にやってきます。

ウソは梅の蕾をついばんでいました。

「ギーギー」と鳴きながら高速で木の枝をつつくのは小啄木鳥。キツツキの仲間で、これで「こげら」と読みます。

毎年冬になるとキャンパスにやってくる「幸せの青い鳥」です。

その正体は雄の瑠璃鶲（るりびたき）。ヒタキ科の鳥はそれほど人を恐れないのか、割と近くで写真を撮らせてくれます。

暖かくなる頃には高地へと帰っていく瑠璃鶲。「幸せの青い鳥」に会えるのは、冬ならではの楽しみです。

様々な野鳥がやってくる本学のキャンパスは、バード・サンクチュアリの役割を果たしているといえるでしょう。