丹木の歳時記2013　弥生　その三

前回の本欄で「桜にバトンを渡すまでは梅が主役」と書きましたが、13日には福岡で桜の開花が発表され、東京の開花は17日と予想されています。花のリレーが、梅から桜へとバトンタッチされる日は案外早く訪れそうな気配です。

「文学の池」の周辺では、菫（すみれ）や黄水仙が咲き始めました。

「文学の池」の周辺では、菫（すみれ）や黄水仙が咲き始めました。

国際交流センターの裏手で土佐水木（トサミズキ）が咲き始めています。

山茱萸（サンシュユ）の黄色と梅のピンクとのコントラストが鮮やかです。

どちらもツバキ科に属する椿と山茶花（サザンカ）はよく似ています。

どちらもツバキ科に属する椿と山茶花（サザンカ）はよく似ています。

見分け方のポイントは、椿は花のまま落ちるのに対して、山茶花は花びらがバラバラになって散っていきます。

見分け方のポイントは、椿は花のまま落ちるのに対して、山茶花は花びらがバラバラになって散っていきます。

馬酔木（あせび）は有毒植物。馬が食べると酔ったようになるので、ついた名前だとか。もっとも馬酔木を食べて酔っている馬を見たことはありませんが・・。

春は旅立ちの季節です。美しい姿で目を楽しませてくれた瑠璃鶲（るりびたき）も、もうすぐ高山に帰ります。

一方、さし当たって旅立つ予定がない「文学の池」の亀は、まもなくキャンパスを巣立つ卒業生を見送ります。