丹木の歳時記2013水無月 その一

「分類学の父」と呼ばれたスウェーデンの博物学者カール・フォン・リンネ。その弟子カルムは植民地時代のアメリカに渡り、現地で採取した動植物などの標本を師の下に持ち帰りました。 リンネは、カルムがアメリカから持ち帰った植物の中から最も美しいものを選び、カルムにちなんだ名前をつけました。

16年前に創価学園で行われた「栄光の日」記念の祭典に寄せられたメッセージの中で、創立者・池田先生は、リンネとカルムのエピソードを紹介されました。師の構想を実現するためにアメリカに渡り、数多くの成果を持ち帰った弟子と、その弟子を称える師匠の交流の物語は、「カルミア」の名前に結実しています。