丹木の歳時記2013　霜月　その一

立冬も近づき、朝夕はめっきり冷え込んできました。

創大門から本部棟を望んだ光景です。イチョウも色づいてきています。

キャンパスに向かう街道沿いに、秋桜（コスモス）の花が咲いています。コスモスはメキシコ原産のキク科の植物です。

創大門の近くに咲いている石蕗（ツワブキ）もキク科。コスモスは一年草ですが、石蕗は多年草です。

高野箒（コウヤボウキ）もキク科の植物。茎で箒を作ることができます。

コスモスに似ていますが、こちらは秋明菊（シュウメイギク）。名前は菊でも、キク科ではなくキンポウゲ科に属します。

晒菜升麻（サラシナショウマ）もキンポウゲ科。人目につかない場所でひっそりと咲いています。

秋は実りの季節。柿がたわわになっています。

赤く熟した実は烏瓜（カラスウリ）。かといってカラスが好んで食べるわけでもないようです。

木通（アケビ）の味を知っている学生は少ないかもしれませんが、真ん中のゼリー状の部分はとても甘い味がします。

石榴の実も割れて、食べ頃の状態になっています。食べられるのは、種を包む赤い部分です。

零余子（ムカゴ）はヤマノイモの珠芽（しゅが）。黄色く色づいたハート型の葉の付け根にくっついています。お米と一緒に炊くと、美味しいムカゴ御飯の出来上がりです。

カリンの実は蜂蜜漬けにすると、咳止めの薬になります。

キャンパスの豊かな自然環境は多くの実りをもたらしてくれます。