丹木の歳時記2014　睦月　その一

二十四節気の小寒（しょうかん）を迎え、凍えるような寒さが続いています。年末年始を故郷で過ごした学生たちもキャンパスに戻ってきました。

一年の計は元旦にあり。新たな目標に向かって新鮮な気持ちでスタートダッシュを切りたいものです。

木々が葉を落としたこの時期は、バードウォッチングの季節。ただし、素早い動きで枝から枝へ移動する小鳥にピントを合わせることは至難の業です。

小さな啄木鳥（キツツキ）と書いて、小啄木鳥（コゲラ）と読みます。ギー、ギーと鳴きながら高速で木をつつきます。

鵯（ヒヨドリ）が飯桐（イイギリ）の実をついばみにやってきました。

地面で餌を探しているのは四十雀（シジュウカラ）です。

白鶺鴒（ハクセキレイ）が尾を振りながら歩く姿はよく見かけます。

この時期は「文学の池」にも氷が張ります。

池の周りには霜柱が出来ています。

「文学の池」に飛来する鴨の数は年々増えているようで、この日は８０羽を超えていました。よほど居心地がよいのでしょうか。

早春に咲く蝋梅（ロウバイ）の葉の裏で、テントウ虫が越冬しています。

ドライフラワーの薔薇のように見えますが、ヒマラヤ杉の松ぼっくり。シダーローズと呼ばれます。

富士山の懐に抱かれる本部棟。富士はいつも厳然と本学の学生の成長を見守ってくれているようです。１月２日に撮影しました。