丹木の歳時記2014　睦月　その二

二十四節気の大寒（だいかん）を迎えました。一年で最も寒いこの時期を抜ければ、立春がやってきます。

「文学の池」のほとりに立って文系A棟を見上げてみました。

スケートをするのは無理ですが、池には氷が張っています。

池の近くで山茶花（サザンカ）が咲いています。

年間を通して見ると、キャンパスでは40種類近くの野鳥を観察することができます。中でも一押しは、冬になるとやってくる青い鳥です。

その名も瑠璃鶲（ルリビタキ）。雌は地味な色をしていますが、雄は鮮やかな瑠璃色です。この鳥を見かけると、いつも幸せな気持ちになります。

尉鶲（ジョウビタキ）も雄は鮮やかな色をしています。こちらも冬になるとやってくる冬鳥です。

頭高（カシラダカ）も冬にやってきます。ちょっと「頭（ず）」が「高」い鳥ですが、そこは大目に見てやって下さい（笑）。

蒿雀（アオジ）の「蒿」はヨモギとも読みます。確かにヨモギ色の雀のようですね。

山雀（ヤマガラ）は一年中見ることが出来ます。足の間に挟んだ団栗（どんぐり）をコツコツとつついていました。

野鳥を観察しながら歩いていると、不思議な物体を見つけました。これが何だか分かる人は、かなりのナチュラリスト。答えは、紅葉楓（モミジバフウ）の実です。

木蓮（モクレン）の蕾はまだじっと冬の寒さに耐えています。

寒風の中で、梅の蕾がほころび始めました。立春も間近。「春遠からじ」を感じます。

防寒対策をしっかりして、キャンパスで「幸せの青い鳥」を探してみてはいかがでしょうか。