丹木の歳時記2014　皐月　その一

「夏も近づく八十八夜♪」も過ぎ、茶摘みの季節となりました。新茶を楽しみにしているお茶好きの人もいることでしょう。足元に目を向けると、様々な草花に出会うことが出来ます。

本学の学生歌に「紅（くれない）群れ咲くつつじの丘を白蝶（しろちょう）あそこに喜び舞いて♪」とありますが、ツツジが見頃を迎えています。

「白蝶」ならぬ「黒蝶」もやってきました。その名も麝香揚羽（ジャコウアゲハ）。馬の鈴草（ウマノスズクサ）を食草としています。

ここからはシソ科の植物を３種類。まずは金瘡小草（キランソウ）です。美しい濃紫色の花には不釣り合いな、「ジゴクノカマノフタ」という別名があります。

次は、十二単（ジュウニヒトエ）。奥ゆかしい名前ですね。

３番目は垣通し（カキドオシ）。漢方薬として知られています。

蜜蜂がタンポポの蜜を集めにやってきました。

タンポポによく似た大地縛り（オウジシバリ）。王子様を縛る「王子縛り」ではありませんので、お間違えなく（笑）。

同じ頃に咲く山吹によく似ていますが、こちらは山吹草（ヤマブキソウ）というケシ科の多年草です。

万葉集に「春の野に菫（スミレ）摘みにと来しわれそ」とあるように、古（いにしえ）から日本人に愛されている菫。いろいろな種類があります。

万葉集に「春の野に菫（スミレ）摘みにと来しわれそ」とあるように、古（いにしえ）から日本人に愛されている菫。いろいろな種類があります。

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