丹木の歳時記2014　皐月　その四

季節ごとに様々な表情をみせてくれる「文学の池」は、巨大なビオトープ。一年を通して様々な生物を見ることができます。現在の池の様子を見てみることにしましょう。

水際には、黄菖蒲が咲いています。

水面に目を転じると、睡蓮が咲き始めています。白、濃いピンク、ピンクの３種類の花があります。

水面に目を転じると、睡蓮が咲き始めています。白、濃いピンク、ピンクの３種類の花があります。

水面に目を転じると、睡蓮が咲き始めています。白、濃いピンク、ピンクの３種類の花があります。

手前に咲いているカルミアはツツジ科の植物。原産地は北アメリカです。

河骨（コウホネ）もスイレン科の植物。「文学の池」とは別の場所で咲きますが、近年、生息地が減少している貴重な植物です。

朴（ホオ）の花には芳香があります。朴、木蓮（モクレン）、辛夷（コブシ）、泰山木（タイサンボク）などを総称してマグノリアと呼びますが、いずれもキャンパスで見ることができます。

百合樹（ユリノキ）も朴（ホオ）と同じモクレン科。本年、中央教育棟のウィズダムロード側に植樹されました。

山法師（ヤマボウシ）の花びらのように見える白い部分は、苞（ほう）と呼ばれる葉に当たり、真ん中の丸い緑が花になります。秋には食べられる甘い実がなります。

正門から続く道の両側には、神宮躑躅（ジングウツツジ）が咲いています。

木苺（キイチゴ）がルビーのように輝いています。

どこからともなく飛んできたのは、アカシジミ。幼虫はクヌギやコナラなど食草とするため、雑木林に囲まれた本学の自然環境を気に入っているのでしょうか。