丹木の歳時記2014　長月　その三

昼と夜の長さがほぼ同じになる秋分の日を過ぎ、一段と日が短くなってきました。現在の東京の日の入り時刻は夕方５時半頃。秋の夜長には涼やかな虫の声がよく合います。

キャンパスにほど近い畑で、コスモスが秋風に揺れていました。

キャンパス中に芳しい香りを漂わせている金木犀（キンモクセイ）。原産地は中国です。

銀木犀（ギンモクセイ）も咲き始めました。金木犀に比べると香りはやや控えめです。

「平安の庭」の近くでは、紅白の萩が見頃を迎えています。

「平安の庭」の近くでは、紅白の萩が見頃を迎えています。

秋は実りの季節。山栗（ヤマグリ）の実は小ぶりです。

栗にそっクリ？。ですが、こちらは栃（トチ）の実です。

たわわに実った銀杏（ギンナン）は、風が吹く度にポトリポトリと落ちてきます。

木通と書いて「アケビ」と読みます。アケビは「開け実」の意味。その名の示す通り、熟すと実が開きます。

柘榴（ザクロ）も熟すと実が割れます。赤い種皮はそのまま食べられます。

柿の実も熟しています。果たして甘柿なのか渋いのか、見た目だけでは分かりません。

初紅葉（はつもみじ）は秋の季語。秋になり初めて色づいた紅葉を差す言葉です。できればここで一句詠みたいところではありますが・・。